数日後
テヒョンたち、3年生が来なくなってから1週間がたった
昼休みもソヨンちゃんと二人で食べて、
帰りもソヨンちゃんと帰って
二人の時間がすごく多くなった。
でも今日は、ソヨンちゃんが委員会で居残りだから、
1人で教室を出た。
イヤフォンを付けようと耳に手を伸ばした時、
そんな声が屋上の方から聞こえた。
少し気になって、耳を傾けると、
なんか良からぬ予感がした
でも、私は二軍以下でクラスでの存在はないにも等しい
文化祭で素を出してから、話しかけられるようには
なったものの、相変わらずな気がする
だから、私には関係ないな、
その時はなんにも考え出なかった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!