第20話

3秒後× d.s
1,817
2019/03/29 16:00


季節感ないですけど許してください😇





_________





今日はホワイトデー。




自分で言うのもあれですけど、、
結構男子から貰える方で。




でも、今年は本命にバレンタインあげた。
その人だけでいい。






__




その恋した人は、みんなの人気者で、
私の仲のいい男子の1人。




『あ、あなた〜!弁当作ってきたかぁ?』


いつも一緒にご飯を食べるんだけど
しげの弁当も一緒に作っとる。




おいしい、おいしい、って
食べてくれる顔がすごい可愛くて。


「もちろん」
『あなたのお弁当は美味しいからなぁ〜』







______






6時限が終わって、帰りの支度を始める。


『ほな、あなた帰るぞ〜!』
「はいよ〜う」



ってところに、
《あなた先輩!チョコ貰ってください、!》
[チョコどうぞ!!]



男子が私にチョコを渡した。
「ありがとう〜」
って言った時に




《俺、あなた先輩好きです。付き合ってください。》


みんなの前で公開告白。
「...っ、、ちょっと考えさせて欲しい、かな?」






しげはなんか変やったけど、まぁいいか。



______






「...でさぁ〜本当に困るよね。」
『...』
「ん?ちょっと聞いとる?」
『...っ、あ!聞いとる』



さっきから上の空ですけど...?




あっという間に家に着く。

「またね。」



『おう。』







あぁ、やっぱりチョコのお返しはなかったか、


初恋はこれで終了、と。



『...っ、あなた!!!』
「...え、っ?」




後ろから大きな声。





『なぁ、こっち来て』




しげの前まで歩く。


『目、瞑って』



目を閉じると唇に柔らかい感触が、
「...、、?!」















『...なぁ、俺、お前のこと、好きみたい、。』
「...っ、え?」




『不器用やけど、頑張った。』


そこにはクマのクッキー(?)が
「ふふっ、」
『わ、笑うな』
「ありがとうしげ」







「うちも、大好き。しげ、いや、大毅」
『...っ、わ、あかんわ、ほんまっ、!』




そして私は大きな腕に包み込まれる。
『俺、めちゃくちゃ大好き。』





「うん、私も。」







その三秒後には、口は甘い甘いクッキーの味。

プリ小説オーディオドラマ