第7話

宿屋にて
120
2018/10/26 13:56
やっとたどり着いた ……
あの野郎( サクマ ) 歩いて10分とかいいやがって …… 結局1時間かかったじゃねえか。
あいつの時間狂ってんのかよ……
「 サクマさん,セル様 そして ディーネ様 お疲れ様です。 」
警備の2人が敬礼をして立っている。
「 はて,其方の方は? 」
多分俺のことを言っているんだろう。
だって,ジロジロ見てくるから予想はできる。
神様
神様
あ,この子はあなた。
僕の彼女さ。
あなた

デタラメ言うなし

「 セル様,そのような関係がおられたのですか! 」
あなた

いや,信じ込むなって

ディーネ
ディーネ
まあ,いいんじゃないですか?
セルも貴方のことを気に入ってこの世界に( 殺してまで )呼び込んだんですよね?
もう彼女確定でいいじゃないですか。
あなた

いやいやいや,あのね?
ディーネさん。俺男なの。わかる?

サクマ
サクマ
ふぁ!?
お,男でござるのか!?
サクマが驚いた拍子に尻もちをつく。

あ……そっか, 俺 この世界での性別女だった……
あなた

あ …… ごめんごめん。
性格が男ってことな?

サクマ
サクマ
成程でござる。
サクマが腕を組む頷く。
「 えっと,あなた様。よろしくお願いします。 」
あなた

おう,よろしくな

神様
神様
取り敢えず宿屋探そっか!
あなた

そうだな

サクマ
サクマ
あ,拙者がもう予約取ってるでござるよ!
めっちゃ気が利くじゃん!サクマ!
サクマ
サクマ
こっちでござるー!
そう言って,手招きしながら走っていく。

……まあ案の定俺はものすごく遅いからついていけないんだけどな
神様
神様
おっきい宿屋だなあ
あなた

なあサクマ,何部屋くらいとってあるんだ?

サクマ
サクマ
3部屋でござる!
ん?3部屋?
神様
神様
そうだよ?
サクマとディーネは別の部屋で僕とあなたは一緒の部屋!
あなた

はあああ!?

いやいや,どう考えてもおかしいだろ!
俺の容姿女だよな!?そしたらディーネが1番いいんじゃねぇの!?

いや,ディーネは危険すぎる!
サクマでお願いしまあす!!
サクマ
サクマ
そうでござるね。
それじゃあ,行くでござるよー
あなた

やあああだああああ!!

あぁ……誰か 助けてくださいぃ… !!

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