第3話

異世界にて
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2018/10/21 01:00
あなた

……たく 災難だな。
姿は違うし,ステータスは馬鹿強いし…
というか,この世界の住民の平均聞いてなかったな

そう呟き,上を見上げると急に顔が現れる。
あなた

うわ ッ !

神様
神様
やっほー
2回目だよ?……たく あなたは酷いなあ。
クスッと笑い,僕の口元に人差し指を持ってくる。
神様
神様
この世界の平均について言ってなかったから言いに来たんだよ?
あなた

あ,それ俺も聞きたかったからちょうど良かった。

そう言うと,神様はフッと笑った。
神様
神様
この世界の平均は10億だ。
……は?
あなた

じゅ……10億!?

まて…俺のステータスは10億下 …
平均以下じゃねえええかァァァ…!!
さっきまでの期待をかえしやがれ… 。
神様
神様
うっそー☆
あなた

ふざけんな。

神様はフフっと笑う。
すると,隣にいたディーネが溜息をつき ある本を出した。
ディーネ
ディーネ
この世界の平均は,500程度です。
そこら辺の雑魚敵は触れただけで数十km 飛びますね,はい。
あなた

お,恐ろしい …

ディーネ
ディーネ
まあ,飛ぶ距離は冗談ですが
あなた

お前ら2人してなんなんだよ!!!

ディーネもクスッと笑う。
神様
神様
まあ,取り敢えず僕らは退場ーっと !!

……って,え?
神様は手を伸ばすが,何も起こらない。
神様
神様
え,なんで僕の エクストリーム移動魔法陣が出てこないの?
いや,名前ダッサ w
ディーネ
ディーネ
もしかしたら,創造者に転生の裂け目に行くことが禁止されたようですね。 
貴方が此方のステータスをこのような形にするからじゃないですか?
神様
神様
はああ!?
神様とディーネは良い争いをしている。
ん?
転生の裂け目に戻れなくなったってことは…
もしかして …
俺の顔が引き攣ることが自分でもよくわかった。 
あなた

よし,逃げよう。

俺は全速力で走った。

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