そう呟き,上を見上げると急に顔が現れる。
クスッと笑い,僕の口元に人差し指を持ってくる。
そう言うと,神様はフッと笑った。
……は?
まて…俺のステータスは10億下 …
平均以下じゃねえええかァァァ…!!
さっきまでの期待をかえしやがれ… 。
神様はフフっと笑う。
すると,隣にいたディーネが溜息をつき ある本を出した。
ディーネもクスッと笑う。
神様は手を伸ばすが,何も起こらない。
いや,名前ダッサ w
神様とディーネは良い争いをしている。
ん?
転生の裂け目に戻れなくなったってことは…
もしかして …
俺の顔が引き攣ることが自分でもよくわかった。
俺は全速力で走った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。