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第8話

何 その状況 …
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2018/10/28 05:45
☆  注意事項
腐 あり 。









…… 俺は訳あって神様と一緒の部屋にいる。
神様
神様
なに ―  どうしたの?
神様は溜息をつく
神様
神様
なに ― ? 
そんな不機嫌な顔してどうしたの?
あなた

なんでこうなったんだろ…

神様
神様
仕方ないよ
サクマが3部屋しか取ってなかったんだから。
あなた

それでもさあ ……

すると,神様は俺をベッドに押し倒した。
あなた

いってえ!? ちょ ……何すんだてめぇ!

神様
神様
なに? 僕と一緒の部屋嫌なの?
神様は俺に顔を近づけた。
俺は軽く舌打ちをして,顔を逸らす。
あなた

あのな,神様……

神様
神様
セルでいいよ。
神様なんて呼びにくいだろ?
俺は少し考えたが,そう言う事に決めた。
あなた

あのなあ,セル ……
お前が気に入って俺をこの世界に呼んだのはまあ理解できるがな? この状況は理解出来ん。

神様
神様
いいじゃん。
今の状況嫌いなの?
そう呟き,俺に頬ずりしてくる。
はぁ……と俺は溜息をつく。
神様
神様
溜息なんかついたら幸せ逃げちゃうよ?
あなた

もうこの時点で幸せじゃないんだが?

神様
神様
幸せじゃなくていいさ。
僕は幸せだからね。
俺の首筋を甘噛みしてきた。
その為か変な声が出てしまい,顔が赤くなる。
神様はクスッと笑う。
あなた

うぁ …… !

神様
神様
あなた …  可愛いよ。
あなた

……るっせぇ ッ

そう言って神様を押し返そうとするが押し返せない。
あなた

力が……

神様
神様
効いてきたみたいだね。
俺の顔が引き攣ることが分かった。
あなた

やめ …… ろ!

ディーネ
ディーネ
セル , あなた ご飯です……って何してるんですか。
神様
神様
ちぇ……いい所だったのに―
あなた

ナイスタイミング …

俺はディーネに微笑む。
ディーネは首を傾げる。
ディーネ
ディーネ
取り敢えず,行きますよ。
神様
神様
そうだね ―
……チッ

身体が……あつい … 。
俺はそう思いながら,顔を片手で覆い隠し部屋を出た。

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