私たちはその後黙って位置に着く。
決勝だからか、クラス中が湧いていた。
っていうか、あれ誰?
…あ、ほかのクラスの…B組…か?
なんかすげえお祭り騒ぎだな
でも、あんな皆がどんちゃん騒ぎしてる中で、勝己はじっとこちらだけを見据えていた。
心無しか、少しドキッとしてしまった。
轟は氷を出して、一面を氷漬けにした。
なんか生得領域みたい笑
そんなことを考えていると、目の前から氷が襲ってくる。恐らく、私の足を氷漬けにして戦闘不能にしたいのだろう。私はその氷をジャンプして避けた。
でもまあ…このまま押されっぱなしじゃダメやんね
私はジャンプした状態で、また腕をクロスさせた。
すると、空中に、数十個の手榴弾が現れ、もの凄い速度で地面に落ちた。
ドゴオオオオオオン
…と、もちろん大爆発が発生するわけだが…
もろに受けた人間はもちろん死んでしまう。
さすがに殺したら怒られるので、轟の周りにだけ結界を張っておいた。
轟は、地面に座り込んでマヌケ面をしていた。
私は地面に着地して、轟の元へ向かう。
辺りはザワザワとしていて落ち着きが無い。
まあ、あんなもん見せられたらそりゃそうか
…そろそろお昼?あと1時間か…だっっっるいなあ
はーーい色々すっ飛ばします!
…ん?適当…?なあんにも聞こえなあい!←
By作者
ー放課後ー
あの後、皆に質問攻めにされた
「個性なに?」とか
「昔何かやってたの?」とか
「個性なに?」とか←(2回目)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。