第96話

ななじゅーきゅう
18,500
2021/07/29 02:06
あなた
硝子〜できたで!
家入硝子
家入硝子
お、チキン南蛮か!美味そうだな
あなた
ガッツリになってもうたけど大丈夫?
家入硝子
家入硝子
おう!ありがとな
私はテーブルにチキン南蛮と白米を運び、いつもの位置に座ると、硝子も私の向かい側に座る。



そして、私たちは同時に両手を合わせた
あなた
いただきまーす!
家入硝子
家入硝子
いただきますっ!
私はお箸を持って、自分のは食べずに硝子がチキン南蛮を食べる姿をじっくりと見る。



とにかくまずは感想……
家入硝子
家入硝子
うっっっま!!
あなた
ホンマ!?
硝子はチキン南蛮を飲み込むと、大きな声で叫ぶ。


私は安心して、自分の分も食べ始めた。



確かに上手く出来てる……


まあ、今までずっと悟にも作ってたからな(((





家入硝子
家入硝子
ご馳走様でした!
あなた
ご馳走様でしたー!
私たちは食器を下げて一緒に片付けると、部屋でゴロゴロしだした。



私はベッドに、硝子は床に寝転がって、適当に携帯をいじったり、雑誌を捲ったりしていた
家入硝子
家入硝子
……あ、そういや
あなた
んー?どないしたん
家入硝子
家入硝子
悟のこと、もういいのかよ
あなた
………わ、忘れとった()←
家入硝子
家入硝子
マジか笑
あなた
じゃあ傑んとこ行こかなぁ………めんどくさ
家入硝子
家入硝子
ブフォ
あなた
今任務やないよな
家入硝子
家入硝子
多分な
硝子に確認すると、私は携帯を取り出して、傑に電話を掛けた。






プルルルル プルルルル


ガチャ
夏油傑
夏油傑
もしもし
あなた
あ、傑ー?もしもし〜
夏油傑
夏油傑
あぁ、あなたかい
あなた
なんやそれ。私で残念やったなー!!
夏油傑
夏油傑
別にそんなこと言っていないよ。
で、どうしたんだい?
あなた
いや、悟の事やねんけど
夏油傑
夏油傑
ゴホッゴホッグフォアアゴッッッ←←
あなた
え、え、え?なに?え?(((
私が「悟」という単語を出した途端、傑が咳き込み始めた。


なんかすごい音したけど大丈夫そ?((
夏油傑
夏油傑
い、いや、なんでもないよ……
あなた
そ?ならええねんけど。
それで昨日の事やねんけど……
夏油傑
夏油傑
あ、いや、その話はもう悟から聞いたよ
あなた
あ、そうなん?
なんか悟、様子が変やった気ぃすんねんけど。
そないな事ない?
夏油傑
夏油傑
あー、ま、まあ色々あってね
あなた
……ふーん?
なんか、、、傑も変な感じやなぁ?


これは聞くしかない((
あなた
今どこー?
夏油傑
夏油傑
何故?
あなた
いや、繋がり悪いなぁ思って
夏油傑
夏油傑
あれ?そうかな、部屋なんだけど……
あなた
そっかー何でやろな、まあいっか!
コンコン


目の前にあるドアを手の甲で丁寧にノックする。
あなた
もう電話で話す必要も無いしな!
夏油傑
夏油傑
………なッ……
すると、突然部屋の中から、




ドシャッガシャッッッゴッ


といった、凄い音が聞こえてくる。




……え、なにごと?()
夏油傑
夏油傑
い、いらっしゃいあなた……
あなた
おじやましまーす
電話を切ると、私は遠慮なく部屋の中に入った
夏油傑
夏油傑
(あなた怖すぎん……?)←

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