第92話

ななじゅーご
19,670
2021/07/23 06:41
窓の外を見ると、すっかり日が落ちていた。



そろそろ帰るかっ


ベッドから立ち上がると、タイミングよく悟が入ってくる
五条悟
五条悟
よおあなた。さっさと帰って桃鉄すっぞ
あなた
嫌や
五条悟
五条悟
んでだよ
あなた
また負けるやんッッッ
五条悟
五条悟
お前が弱ぇんだよニタア
あなた
うっわー悪い顔しとる。悪役顔や
五条悟
五条悟
は?このご尊顔にそれはねーだろ
あなた
どこがご尊顔じゃボケ
五条悟
五条悟
お前後から傑にチクるかんな
あなた
マジやめろ??
ふざけた会話をしながら、私はベッドから立ち上がってドアへ向かう。


悟も察して、一緒に保健室を出た。






ー五条の部屋ー
あなた
え、まじで桃鉄するん
五条悟
五条悟
は?まじも何も。するに決まってんだろ
あなた
傑と硝子は
五条悟
五条悟
は?絶対呼ばねぇ
(てか呼びたくねぇよ)
あなた
えー
なんでそんなにも頑なに呼びたがらんのや((


まああの2人呼んだら部屋散らかるしな()



私はコントローラーを持ってその場に寝転がった。








あなた
ああああああああぁぁぁ!!!
また負けたぁぁぁぁぁ!!
五条悟
五条悟
へっ、お前まじで弱ぇな笑
あなた
うっせぇよ!!アンタが無駄に強いんやろが!
五条悟
五条悟
まあなぁ?この俺が強くねぇわけねぇだろ
あなた
うざ
五条悟
五条悟
じゃお前罰ゲームね
あなた
はぁ?!そういうんは最初っから言えや!!
五条悟
五条悟
言っても言わなくてもどうせお前は負けてたろ
あなた
は?分からんやんか!
五条悟
五条悟
キレんなよぉ

悟は私の方にジリジリとにじり寄ってきて、耳元に口を寄せてくる
五条悟
五条悟
悟すきって言って?♡
あなた
え、は、え?!
私は思わず、耳を抑えて後ずさる。


顔や耳がジンジンして、真っ赤になっていることが自分でもわかった。

あなた
な、なんで
五条悟
五条悟
あ?なにが
あなた
なんでそんなこと言わんとアカンのッッッ
五条悟
五条悟
えー罰ゲームだし。それともお前、言えねぇの?
てか照れてんだ!もしかして耳弱かったぁ?
あなた
ね、ちょ、悟なんかいつもとちゃう……?
五条悟
五条悟
……………は、そ、そんなことねぇし
絶対うそだ。


悟、私には1回もあんな意地悪言ってきたことあらへんもん。

五条悟
五条悟
………ごめん。一旦頭冷やすわ
悟はそう言って部屋を出ていってしまった。


私も居心地が悪くて、部屋を出て自分の部屋に帰ることにした。








あなた
ってことがあって。
家入硝子
家入硝子
うっわ、マジかよアイツ……
ただ今、硝子を呼び出して緊急女子会中です()←



硝子めちゃくちゃ苦い顔してます(((
あなた
……悟どうしたんやろか
家入硝子
家入硝子
傑に聞いてみたらどうだ?アイツならなんか知ってるだろ
あなた
……うん。ありがとう、そうする
家入硝子
家入硝子
いいや。でも、傑に何言われたってそれはダメだろ
あなた
ん〜まあ、ね

その日は硝子と別れると、すぐにベッドに入って寝落ちてしまった。

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