第14話

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2021/06/15 12:47
こんな感じで今日が終わった。

なんの進展もなかったな。ま、いつもだけどさ。

にしてもヒデー顔だな~(プリクラを見る)

眼見開いちゃって。なんだかなぁ…ウケんだけど。

あー・・・

・・・まいっか。

これが最後じゃないからね。




部屋に戻った。

あ~…何だかんだあったけど、楽しかったな~。

アッと言う間だったなぁ。(プリクラを見てる)

ホントにこの人でっかいなぁ。2m以上あんじゃない?フフフ

・・・

卒業したら、姿を見ることできなくなるんだな。

バカな事言いながら、笑う事もできなくなるってことか。

…楽しかったなぁ…ポロ

ポロ…密かに嗚咽を漏らした。




………………少し前…………………

帰ろうとした頃、夏油が医務室に突然やってきた。
夏油
電気付いてたから、誰かいるのかな~って思って。あなたさん帰り?
元気なくて、どうしたんだろうと思って、少し話をした。
夏油
自分が思う正義が分からなくなってさ、前にあなたさんが言ったこと覚えてる?全くそーだったんだよ。
結局さ、非術師なんてクソ以外の何者でもなかったんだ。ただの猿だったんだよ。
あなた

何かあった?

暗く冷たい感情が伝わる。
夏油
悟もどんどん1人任務ふえてるじゃない?最近は会う時間も少なくて…
悟、元気してる?
あなた

ね、夏油、何があったの?

夏油
あなたさん、悟ヨロシクね。
アイツ、本当に分かりやすくて真っ直ぐだからさ。ちょっと強すぎるケドね、色んな意味で、ハハ。
あなた

ね、そんな事いいから、何があったか話して。夏油?

夏油
それを言いに来たんだよ。
ごめんね。遅くまで。
そう言って、出ていった。
…………………………………
その後、夏油は信じがたい悪事を犯し、姿を消した。
祥子
居場所も分からないから、探しようになくて。
あなた

連絡とれないって…

電話にも一切でないらしい。
あの時、もっとしつこく聞いていたら
違った未来があったかも知れない。
あなた

五条は?

祥子
任務出てるけど、そのまま夏油がいた任務地まで行ってみるって言ってた。
待つことしかできない、皆がみんなもどかしい気持ちを持ったまま、毎日を過ごした。
そして、夏油は2度と高専には戻って来なかった。

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