AM 8:56
本日は、2人とも休みなので、ちょっと遠くへデートに、
ということで、電車移動(満員)
2人がいる場所は、中也が、ドアの前で、太宰が中也の前にいる状態である。
しかも太宰は、ドアに手を置き中也をさりげなく守っている。
話す話題もなく、無言2人
「…っ!! 」
突然、中也が肩を震わせた。
太ももに感じる違和感
一瞬、太宰かと思い、太宰を見るが片方はドアに、もう片方は荷物を持っている。
助けを求めるように太宰の顔を見るが、生憎気づいていないようだ。
そんなことを考えている間に、手は、撫でわすように、中也の身体を這うように進む。
手が動くたびに、身体が反応してしまう。
手が服の中に入ろうとした瞬間______________
目の前が一瞬にして、暗くなる。
数秒後、太宰に抱き寄せられたのだと気づく、それと同時に赤くなる中也
すると、耳元で、
「今日は、帰って"消毒"しようか?」
中也だけに聞こえる声でそう行った太宰に、さらに赤くなる中也
答えはもちろん、
「………頼む。」
______________
おまけ
「そういや、電車の奴どうなったんだ?」
「んっ?」
「だから、電車の……」
「んっ?(黒笑)」
「あー わかった。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。