第5話

消毒
13,727
2021/02/01 10:08
AM 8:56


本日は、2人とも休みなので、ちょっと遠くへデートに、





ということで、電車移動(満員)




2人がいる場所は、中也が、ドアの前で、太宰が中也の前にいる状態である。




しかも太宰は、ドアに手を置き中也をさりげなく守っている。




話す話題もなく、無言2人




「…っ!! 」




突然、中也が肩を震わせた。




太ももに感じる違和感




一瞬、太宰かと思い、太宰を見るが片方はドアに、もう片方は荷物を持っている。





助けを求めるように太宰の顔を見るが、生憎気づいていないようだ。






そんなことを考えている間に、手は、撫でわすように、中也の身体を這うように進む。




手が動くたびに、身体が反応してしまう。


手が服の中に入ろうとした瞬間______________




目の前が一瞬にして、暗くなる。



数秒後、太宰に抱き寄せられたのだと気づく、それと同時に赤くなる中也




すると、耳元で、




「今日は、帰って"消毒"しようか?」




中也だけに聞こえる声でそう行った太宰に、さらに赤くなる中也




答えはもちろん、





「………頼む。」






______________
おまけ



「そういや、電車の奴どうなったんだ?」


「んっ?」


「だから、電車の……」


「んっ?(黒笑)」


「あー わかった。」






プリ小説オーディオドラマ