第10話

着てみた。【4】
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2021/02/18 12:02
みるる様リクエスト


『ドレス 黒ver』




「スースーするな。」




眉間にしわを寄せそう言う中也



「背中見えてていいね、森さんとエリスちゃんに感謝だね~」



中也のドレス姿を見ながら、そんな事言っている太宰




中也の今の服装は、背中が見え身体のラインが見えるマーメイドドレスである。




太宰が森に頼み込んで、買ってもらったのは中也は知らない。




選んだのはエリス嬢だが、




「おい、太宰 そろそろ次の服着るぞ。」




太宰の方を向きそう言う中也




「えー もう少し!」



ぶくーっと頬を膨らませている太宰に、中也はしゅんとなっていたりする。




しばらく、頬を膨らませていたが、不意に真剣な表情で、




「まぁ、どうせ脱がせるからいいかな。」



ニヤッと妖艶に笑った太宰に、脱兎の如く逃げる中也であった。





「おい 太宰! やめッ、ろ! …ん」




「はっ 中也 可愛いよ。」




「あ…! いやだっ、おさむ!」




「えっ(硬直)」




「(逃走)」




「ちょっ!待って中也!! もう一回!!(追いかける)」







▒おまけ

【中原中也の恐怖体験】



いつものように家に帰り、風呂に入り、夕食を食べ、太宰の誘いを断り、ベッドに入り寝た。





それから数時間後





「(動けねェ!?)」





水を飲みに行こうと、起き上がろうとしたのだが、身体が全く動かず声も出ない。




周りの状況を確認しようとあたりを見回すが、目が慣れていないので何も見えない




すると、




パシャ

パシャ

パシャ





そんな音が聞こえた。






その音に身体が震える中也




一瞬太宰の仕業かと考えたが、手を握られているので、動けばすぐわかる。





「(何だよこの音…)」




気配で何となく、誰かがいるのは分かっているのだが、何も見えない





だがだんだんと目が暗闇に慣れて来て、音の正体と人影が、、、




「(白い………髪か?)」





ゆっくりと部屋から出て行く人影が見えた。





中也が見た人物とは?






***
分かった人いますかね?




ヒント:探偵社













A.敦くん



______________





「太宰さんこれでいいですか?(カメラを渡す)」



「おぉ! ありがとう敦くん 助かったよ。」



「あー えっと 太宰さん すみませんでした!!(逃走)」





「えっ 敦くん?」




「よぉ 太宰(黒笑)」




「あっ…」



太宰さんどうなったのでしょうか?




***
おまけいい感じじゃないですか?




ドレス関係なかった…マーメイドドレスは、作者の趣味です。




中也に着せたい、似合いますよね。



みるる様




リクエストありがとうございました!


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