早朝 AM 4:30
横浜のある一軒家
そこの寝室で1人の男が目を覚ました
その男_______中原中也は、腰をさすりながらベッドからゆっくりと出てきた。
そして、ベッドで寝息を立て眠るもう1人の男_______太宰治を見つめる
「ったく、もっと手加減しろっての」
そう言いながら、太宰の頰を突く中也
「んぅ……ちゅうや…」
中也の手を掴んで、自身の頰にスリスリとする太宰
いつもと違う行動に驚くが、
「ククッ 可愛いとこあるじゃねェか」
嬉しそうに微笑み、もう一方の手で太宰の髪を撫でようと手を伸ばすと、
「中也の方が可愛いよ?
昨日もたくさん鳴いてただろう?」
そう言って思いっきり手を引かれ、ベッドにダイブ
そして、中也を後ろから抱きしめる太宰
「手前ェ 起きてやがったのか!?」
バタバタと暴れるが、無駄だと気付いたようで大人しくなる中也
それをいい事に太宰は、中也の髪にキスを落とし、ゆっくりと目を閉じた。
中也もいつの間にか眠っていたという
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こんな2人の平和な生活を覗いてみませんか?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。