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第1話

プロローグ
17,561
2021/01/29 13:37


早朝 AM 4:30




横浜のある一軒家




そこの寝室で1人の男が目を覚ました





その男_______中原中也は、腰をさすりながらベッドからゆっくりと出てきた。





そして、ベッドで寝息を立て眠るもう1人の男_______太宰治を見つめる





「ったく、もっと手加減しろっての」





そう言いながら、太宰の頰を突く中也





「んぅ……ちゅうや…」





中也の手を掴んで、自身の頰にスリスリとする太宰





いつもと違う行動に驚くが、






「ククッ 可愛いとこあるじゃねェか」





嬉しそうに微笑み、もう一方の手で太宰の髪を撫でようと手を伸ばすと、






「中也の方が可愛いよ?



昨日もたくさん鳴いてただろう?」





そう言って思いっきり手を引かれ、ベッドにダイブ






そして、中也を後ろから抱きしめる太宰







「手前ェ 起きてやがったのか!?」






バタバタと暴れるが、無駄だと気付いたようで大人しくなる中也






それをいい事に太宰は、中也の髪にキスを落とし、ゆっくりと目を閉じた。








中也もいつの間にか眠っていたという




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こんな2人の平和な生活を覗いてみませんか?

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