第67話

2.
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2021/05/10 16:15
恥ずかしそうに、少し顔を赤くしながら様子を伺うようにそう聞いてきたジミンが、不謹慎ながらもとても可愛らしくて思わず笑ってしまっていた。
ジン先生の簡単な紹介と、それからいつもあんな風にからかってくるけれど実は面白がってやっているだけだと説明すると、ジミンは肩を撫で下ろすように安堵して、けれどまだどこかで不安が拭いきれていないといったような複雑な表情で私にキスを落とした。
ジミン
ジミン
『じゃああなたは俺の?』
ジミン
ジミン
『離れて行かない?』
と、何度も同じようなことを聞いてきては1つ答えるたびにキスをして、少しずつ距離は近くなって、しまいには服1枚の隔たりさえなくなっていた……あの夜。


あの頃の日々がもう一度手に入るなら、私はどんな苦労も受け入れる。
ジミンがもう一度私のことを思い出してくれるのなら、どんな困難も乗り越えるよ。

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