第21話

❖ーNineteenー❖
320
2023/11/12 12:55

翌日、私は目を覚まして体を伸ばす



記憶が増えたので、少し頭が痛い




ちゃんと記憶が処理しきるまで時間がかかりそうだな



近くの机を見てみると、手紙があった



陸くんか、天くんかなって思ったけど、手紙を取って名前を見ると、


「亥清悠」と丁寧な字で書かれていた。



亥清悠…前にあった子だよね、環くんに聞いたけど、クラスメイトらしい



そう考えながら手紙を開けると、お洒落で可愛い便箋に、電話番号と文章が書いてあった





“これから仕事で関わる機会が多くなるかもだから、オレの連絡先教えときます。いらなかったら登録しなくてもいいんので。090-______-_____”


教えてもらったし、登録しよう
蒼空 (なまえ) Aozora
蒼空 あなた Aozora
【連絡先ありがとうこれからもよろしくね!】

私がそう送ると直ぐに彼から連絡が来た。
亥清悠 Haruka Isumi
亥清悠 Haruka Isumi
【よろしくお願いします。目覚めたんですね。】
蒼空 (なまえ) Aozora
蒼空 あなた Aozora
【うん。心配かけてごめんね】
亥清悠 Haruka Isumi
亥清悠 Haruka Isumi
【いえ…。時間があったらお見舞いに行きます。】
蒼空 (なまえ) Aozora
蒼空 あなた Aozora
【ありがとう!】

ラビチャだと敬語なんだね

コンコンコンコンコン

5回ノックして入ってきたのは陸くんだった
七瀬陸 Riku Nanase
七瀬陸 Riku Nanase
おはよう!あなた
蒼空 (なまえ) Aozora
蒼空 あなた Aozora
5回ノックしなくても分かるのに
七瀬陸 Riku Nanase
七瀬陸 Riku Nanase
いーじゃん!懐かしいでしょ?
蒼空 (なまえ) Aozora
蒼空 あなた Aozora
うん!気遣ってくれてありがとうね
七瀬陸 Riku Nanase
七瀬陸 Riku Nanase
大好きな人だからいーの!!

私は微笑みをこぼす


彼は人を笑顔にさせる天才愛される才能
蒼空 (なまえ) Aozora
蒼空 あなた Aozora
陸くん、私とさ“また”散歩しない?
七瀬陸 Riku Nanase
七瀬陸 Riku Nanase
ッ〜するっ!!行こっ!!!!
陸くんは私の手を握り病室を出る




昔のように、暖かくも、大きくなった手を強く握り返す


ー1章ー





➥終わり














ー2章ー



➥START

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