第32話

ゴール
961
2020/01/19 00:29
you
おっぱ
ヨンフン
ヨンフン
ん?
you
はいタオル
ヨンフン
ヨンフン
あ、ありがと
グラマスの練習室から出てきたヨンフンにタオルを渡す。
you
ちょっと話があって
あなたは空いてる部屋へと連れて行った。
ヨンフン
ヨンフン
どうしたん?
you
ユンドンがね、もう限界かも…
今は別々のチームで練習していてお互いの状況が分かりづらい。
あなたはそれぞれの練習室に顔を出し様子を見ていた。
you
見ててつらい
ヨンフン
ヨンフン
そっか
ヨンフンは前髪を掻き上げ、壁に寄りかかる。
ヨンフン
ヨンフン
ユンドン、呼んでくれる?
you
うん
youngを練習中のユンドンを捕まえて、さっきの部屋へと戻る。

3人揃うのは、ヒチョンがいなくなった日以来だ。
キム・ユンドン
キム・ユンドン
なに?話って
you
最近、無理してない?
キム・ユンドン
キム・ユンドン
無理してないよ!
キム・ユンドン
キム・ユンドン
って言ったら嘘になるけど
キム・ユンドン
キム・ユンドン
みんな無理して練習してるし、一緒だから大丈夫。
ユンドンは笑おうとしているが、顔の筋肉がついていかなかった。
you
上手く笑えてないよ、ずっと
ヨンフン
ヨンフン
僕らの前では気張らなくていいから
ヨンフン
ヨンフン
なんでも言って
キム・ユンドン
キム・ユンドン
あー…泣きたくないのに
上を見上げ、手で顔を扇ぐ。

あなたはそっとユンドンの手を握った。
キム・ユンドン
キム・ユンドン
前までデビューを目指してきたのに、
キム・ユンドン
キム・ユンドン
僕たちを応援できない人たちのことを考えると
キム・ユンドン
キム・ユンドン
今はデビューするのが怖い
キム・ユンドン
キム・ユンドン
『なんで、あいつが?兵役でいなくなるじゃん』って言われるだろうし
キム・ユンドン
キム・ユンドン
他のメンバーに迷惑かけるのが嫌だ
ヨンフン
ヨンフン
うん
キム・ユンドン
キム・ユンドン
そう思うと、練習も上手くできなくて
キム・ユンドン
キム・ユンドン
余計みんなに迷惑かけてる
ヨンフンがユンドンの背中をさする。
ヨンフン
ヨンフン
もう、充分頑張ったよ
ヨンフン
ヨンフン
ここが、僕たちのゴールにしよう

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