壱馬side
ホラー映画が無事に終わり、気づけば0時ぐらいになっていた。もー帰らなきゃな。
そー言うと…
そう言うとあなたがこう言った。
そーいえばさっきの映画風呂からおばけ出てきたっけ…って
え、なに言ってんのこいつ。
俺、男なんですけど。
ダメだこいつ…
全然男心がわかってねぇ…
俺は逆に心配でしかないけどな。
〜お風呂場前〜
明らかにしょんぼりすんなよ…
帰りたくなくなるだろ。
少しうるっとした目でこっちを見つめてくる。
そんな顔でこっち見んな…
無駄に可愛いんだよあなた。
そう言うと、あなたの顔はぱぁっと明るくなった
あなた、わかりやす笑
俺、あなたに甘すぎ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!