第30話

第27話
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2020/04/18 07:07
壱馬side
今日は久しぶりにあなたと俺の親が仕事で家に帰ってこない日だ。
俺とあなたの両親は仕事が忙しくてたまに今日みたいな日がある。
そういう日はいつもふたりで夜ご飯食べるのが俺とあなたの決まり?みたいなもの。
あなたが寂しがり屋やから俺が一緒に居てあげてるだけだけどねー。
俺はいつものようにあなたの家であなたの帰りを待っていた。
壱馬
あなた遅いな…
LINEも電話もしてんのに全然出ねーし、、
とりあえず知ってそうな人にLINEするか。
うーん、慎にしよ。

壱馬  「あのさー、あなたどこにいるか知ってる?」

慎  「あー、あなたなら北人さんと笑顔でどっか行っちゃいましたけど」

北人か…
笑顔でってのがイラッとする。
北人といてそんなに楽しいかよ。

壱馬  「そっか」

慎  「あ、止めた方が良かったですか?」

壱馬  「いや、大丈夫」

後輩に気使わせるとかダメだな俺…
もう1回あなたに電話してみるか、
プルルルルッ   プルルルルッ
電話📞  「おかげになった電話は…」
壱馬
あなた、北人と何やってんだよ…
あなたは俺より北人の方がいいってことか、?
…それは俺が困る。
絶対北人にあなたは渡さねぇ。
北人にLINEしよ。

壱馬  「あなた、まだ帰ってないけど知らない?」

北人  「さっきまで一緒にいたよー」

さっきまでってことはもう一緒にいないってことか

壱馬  「そっか」

北人  「俺、あなたに告白した」

は?
北人があなたに告白?
てか、返事は…?

北人  「あと、キスした」

いや、は?
あなた、北人の事…
好き、になったのか…?
壱馬
あー、考えたくねー。
とりあえず迎えに行こ。
俺は最寄り駅まで走った。
ちょうどあなたが改札から出てくるところだった。
壱馬
あなたっ!
あなた

あ!壱馬!

俺はあなたのところまで走った。
あなた

どーしたの?

壱馬
今日親いない日だからさ、あなたん家行ったけどいなくて迎えに来た笑
あなた

あ、今日だっけ?ありがとう!

壱馬
いーえ笑
あなたは思ったより普通だ。
壱馬
今日北人と何してたの?
あなた

あ、えっと、クレープ食べてただけだよ…?

あ、様子おかしくなった。
壱馬
それだけ?他には?
あなた

別になんにもしてないよ〜笑

そう言いながら顔を下に向けるあなた。
北人が言ってたの、ほんとだったってことか…
俺はあなたの手をとった。
あなた

えっ、壱馬どーしたの?

壱馬
手、繋ごうと思って。
あなた

な、なんで??

壱馬
まあ、なんとなく?
本当はあなたをあいつのものにしたくないというただの俺の独占欲だ。
今は手を繋ぐこれ以上のことは出来ねーけど。

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