第42話

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2021/01/03 17:34
~放課後~
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
昇降口、行こうか。
シルク
シルク
そうだな。
モトキ
モトキ
今回だけで諦めてくれるんだろうな?
マサイ
マサイ
それな!
(なまえ)
あなた
デートなんてしたらもっと好きになるんじゃないの?
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
それはありえる。
マサイ
マサイ
でも近いうちに転校するから向こうで好きな人できるんじゃない?
モトキ
モトキ
だと、いいけど…
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
昇降口到着ー!
シルク
シルク
いる?
マサイ
マサイ
いた!
1年生の女子
モトキ先輩!
モトキ
モトキ
何すればいいの?
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
特にプランはない…
1年生の女子
一緒に帰って、文房具屋さんに行きたいです。
モトキ
モトキ
じゃ、行こうか。
モトキは一年生を置いてスタスタと歩く。
マサイ
マサイ
ちょっとモトキ!一人で行くのは…
1年生の女子
モトキ先輩、待ってくださいよ。
モトキ
モトキ
何?
1年生の女子
デートじゃないんですか?
モトキ
モトキ
あー、そうだね。もう少しゆっくり歩くよ。
1年生の女子
先輩とデートできるなんて嬉しい。
一年生がモトキと腕を組んだ。
モトキ
モトキ
おい。離せ。
1年生の女子
いいじゃないですか。
デートなんだし。
少し後ろをあなた達が歩く。
(なまえ)
あなた
あれ、あり?
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
う~ん…大目にみてやって!
シルク
シルク
あなた、落ち着け!
(なまえ)
あなた
落ち着いてはいるよ。まー、腕くらいは許すよ!
マサイ
マサイ
おぉ、大人だね!
(なまえ)
あなた
何か不思議な感じ。自分の彼氏がデートしてるとこ見るなんて。
シルク
シルク
こうして後ろから見るとつき合ってるように見えるな。
マサイ
マサイ
シルク!
シルク
シルク
あっ、わりー!
(なまえ)
あなた
モトキと別れて彼女ができたらこんな感じなんだね。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
あなた、大丈夫だよ。もうシルクってば!
シルク
シルク
だから悪かったよ。
モトキ
モトキ
(何、話してるか聞こえないけど、楽しそうだな。俺もあっち行きたい!)
1年生の女子
また後ろ気にしてますね。もう私とのデートに集中してくださいよ。
モトキ
モトキ
こうして歩いてるだけでもいいだろ。で、次は文房具屋さんだっけ?
1年生の女子
はい。そうです。
~文房具屋~
シルク
シルク
へぇ、結構おもしろいな。
マサイ
マサイ
初めて入ったわ!
(なまえ)
あなた
これカワイイ!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
これもいいなぁ!
1年生の女子
モトキ先輩、これとこれ。どっちがいいですか?
モトキ
モトキ
(どっちでもいいけど…)
こっちかな?
1年生の女子
ちょっと色々、見てきますね!
モトキ
モトキ
あなたー!
(なまえ)
あなた
モトキ!
シルク
シルク
こっち来て大丈夫?
モトキ
モトキ
色々、見てくるって。
マサイ
マサイ
おー、モトキ!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
これ可愛くない?
(なまえ)
あなた
カワイイ!私はこれにしようかな?
モトキ
モトキ
俺はあなたと色違いを買おうかな?
マサイ
マサイ
色違うけどお揃いじゃん!
モトキ
モトキ
あなたの貸して?買ってくるよ。
(なまえ)
あなた
いいよ。自分で買うよ!
モトキ
モトキ
これくらい買わせて?
(なまえ)
あなた
ありがとう!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
私のは?
モトキ
モトキ
彼女限定!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
自分で買いますよ!
シルク
シルク
今度、立輝と来ればいいんじゃね?
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
シルク、頭いい!そうしよう!
シルク
シルク
まーな。
1年生の女子
モトキ先輩、お待たせしました。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
あなた、あっち見てみよう。
(なまえ)
あなた
うん!
一年生が来たのでモトキから離れるとき、一瞬だけど、手を軽く握ってくれた。そんなささいなことでも嬉しくなる。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
これとこれ買う!
(なまえ)
あなた
私はこれとこれ。
シルク
シルク
色々、買うなー。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
だって可愛いんだもん。
(なまえ)
あなた
ほしくなるよ!
マサイ
マサイ
モトキ達は?
1年生の女子
モトキ先輩、お揃いの何か買いましょうよ。
モトキ
モトキ
お揃いにする必要ないだろ!
1年生の女子
お揃いの持ちたいです。
モトキ
モトキ
お揃いのは彼女とがいい。
1年生の女子
今、デートしてるのは私ですよ!
モトキ
モトキ
でもつき合ってるわけじゃない!
ただデートしてるだけ。
1年生の女子
別に同じ物を持ってもいいじゃないですか。
モトキ
モトキ
文句があるならここでデートは終わり。じゃーね。
1年生の女子
ごめんなさい。まだデート終わりにしないでください。
モトキ
モトキ
ハァー(ため息)
…で、次は?
1年生の女子
家まで送ってほしいです。
モトキ
モトキ
家ね。案内してよ。
1年生の女子
はい。
一年生は手を繋いできた。
モトキ
モトキ
ちょっと、触んないで!
1年生の女子
家に着くまで繋がせてください。
恋人繋ぎいいですか?
モトキ
モトキ
それはダメ!恋人繋ぎは彼女としかしないし、したくない。
1年生の女子
彼女のこと好きなんですね。
モトキ
モトキ
大好きだよ。それに好きじゃないと
つき合わないでしょ。
1年生の女子
モトキ先輩の彼女…羨ましいです。
モトキ
モトキ
まぁ色々あったけどね。
1年生の女子
別れるとか考えたことあるんですか?
モトキ
モトキ
実際、別れた時期もあったけどね。
1年生の女子
えっ?そうなんですか?もしかしてそのときチャンスだったんじゃ…
モトキ
モトキ
いや、別れても好きだったから。
1年生の女子
別れたのによくより戻せましたね。
モトキ
モトキ
やっぱり他の人にとられたくなくて
必死だったよね。
一方シルク達は…
シルク
シルク
何話してるかはわからんが…何かいい感じになった?
マサイ
マサイ
モトキの雰囲気が変わったな。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
いつもの優しい感じになった?
(なまえ)
あなた
ちゃんと顔みて話してるね。
そのときモトキが急に振り返り、あなたを見て微笑んだ!突然の笑顔にあなたはドキッとした。そして、微笑み返して小さく手を振った!
モトキ
モトキ
(カワイイなぁ!)
1年生の女子
この先の公園まででいいです。すぐ近くなので。
モトキ
モトキ
そう?じゃ公園までね。
1年生の女子
今日は本当にありがとうございました。いい思い出になります。引っ越し先でモトキ先輩よりもステキな人と出会ったら自慢しに来ます!
モトキ
モトキ
そのとき彼氏連れて来てよ。
1年生の女子
その人がステキ過ぎてモトキ先輩の彼女がその人を好きになったらごめんなさいね。
モトキ
モトキ
それは困るけど…たぶん大丈夫。俺ももっといい男になるから。
1年生の女子
私もステキな女性になります。そうなったら告白してくれてもいいですよ?
モトキ
モトキ
んー、彼女以上にステキになってたら考えるかな。
1年生の女子
あー、爆弾発言!ステキな女性が現れたら彼女捨てるんですか?
モトキ
モトキ
彼女もきっと今までよりいい女性になると思うから俺が捨てられないようにがんばるので精一杯だと思う。他の女性を見てる暇はないよ。
1年生の女子
そうですか。数年後に会いに来ようかな?まだ彼女と続いてるか確認しに。
モトキ
モトキ
そんな確認しなくていいよ。笑
俺は別れるつもりはないから。もし別れるとしたらそのときは俺が振られたときだね。
1年生の女子
まー、これから先は誰にも分かりませんからね。
モトキ
モトキ
確かに。
1年生の女子
もう公園に着きますね。
引っ越しまで少しあるので学校で話しかけてもいいですか?
モトキ
モトキ
いいよ。
1年生の女子
ここでいいです。
本当にありがとうございました。
一年生はモトキにお礼を言い、帰って行った。


モトキは公園のベンチに座った。
(なまえ)
あなた
お疲れ様。
シルク
シルク
お疲れ!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
あのコ、満足そうだったね。
マサイ
マサイ
最後の方は楽しそうだったな。
シルク
シルク
盛り上がってたな。
モトキ
モトキ
話題があなたのことだったからね。
(なまえ)
あなた
えっ?私?
モトキ
モトキ
今までのこととか、これからのこととか少しね。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
それで優しい顔してたんだ。
モトキ
モトキ
妬いた?
(なまえ)
あなた
少し…
モトキ
モトキ
大丈夫だよ。俺にはあなただけだから。
シルク
シルク
はい、はい。
マサイ
マサイ
俺らは帰りますか?
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
そだね。後は二人でごゆっくり!
また明日ね。バイバ~イ!
モトキ
モトキ
あなた、ハグさせて?
(なまえ)
あなた
ここ外なんだけど…
モトキ
モトキ
疲れた。充電させてよ。
あなたは、座っているモトキの前に立った。
(なまえ)
あなた
今日はお疲れ様ね。おいで。
モトキは座ったまま、あなたを抱きしめた。
モトキ
モトキ
あー、落ち着くー。
あなたは、モトキの髪を撫で続けた。
モトキ
モトキ
やっぱり俺にはあなたしかいない。
(なまえ)
あなた
ありがとう。
モトキ
モトキ
よし、充電完了!俺らも帰ろうか?
(なまえ)
あなた
そうね。帰ろ!
モトキ
モトキ
その前に…
チュッ💋
(なまえ)
あなた
モトキ!
モトキ
モトキ
さぁ、帰ろう!
(なまえ)
あなた
ちょっと待ってよー!
モトキ
モトキ
手、繋ご。
モトキは手を差し出した。あなたはその手を取った。二人は手を繋いで帰りました。

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