第39話

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2020/08/27 03:40
~公園~
シルク
シルク
到着したけど、どこにいる?
マサイ
マサイ
それらしい人物は…
モトキ
モトキ
あれだ!ベンチに座ってる。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
よし、行くわよ!あなた、大丈夫?
(なまえ)
あなた
うん。大丈夫!
シルク
シルク
モトキ、先に行ってこいよ。
マサイ
マサイ
すぐ近くで待機してる。
モトキ
モトキ
うん。行ってくる。
モトキは麗華の元へゆっくりと近づいて行く。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
あっ!モトキ!待ってたよー。
麗華がモトキに抱き付こうとしたがモトキは軽くかわす。
モトキ
モトキ
話し合いにきたんだ。
それ以上のことはするな。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
冷たーい。
モトキ
モトキ
俺からの話は、お前とやりなおす気はない。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
私はやりなおしたい。
モトキ
モトキ
ムリだ。俺には彼女がいる。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
別れればいいじゃない。
モトキ
モトキ
俺は別れない!別れるつもりもない。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
何でこんなに好きなのに…
モトキ
モトキ
お前が他の男と遊んでた時点で俺らは終わってたんだよ。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
あんなのただの遊びじゃない。本当に好きなのはモトキだけ!
モトキ
モトキ
でも俺に隠れて遊んでたのは変わりないだろ。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
でも私はモトキが好きなの!
麗華はモトキに抱きついた!
モトキ
モトキ
麗華、離せ!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
いや。モトキ好きなの!本当よ。
それを見ていたあなたがモトキの元へ行った。
シルク
シルク
おい!あなた!
マサイ
マサイ
急いであとを…
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
待って!少し様子みよう。
あなたは真っ直ぐ麗華を見ながら近づく。
(なまえ)
あなた
モトキから離れて!
そう言うとモトキと麗華を離した。
モトキ
モトキ
あなた!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
邪魔しないでよ!モトキも抱きしめてくれたかもしれないじゃない!
(なまえ)
あなた
それはない。モトキがあなたを抱きしめるなんて。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
私にモトキを返して!
(なまえ)
あなた
モトキは物じゃない!どうするかはモトキが決めること。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
あなたがいなければやりなおせるはずだった。
(なまえ)
あなた
自分勝手に遊んで!そんなあなたをモトキが好きでいるわけないじゃない!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
私の方が可愛いし、モトキにふさわしいのよ!
(なまえ)
あなた
私の方がモトキを必要としているの!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
モトキ!
麗華はモトキに抱きつきキスした!
(なまえ)
あなた
離れて!
あなたがモトキと麗華を離し、モトキに抱きつきキスをした!
(なまえ)
あなた
消毒ね。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
じゃその消毒!
麗華はキスをした。
(なまえ)
あなた
やめて!モトキは渡さない!
あなたも負けじとキスをする。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
モトキ好きなの!
抱きつきキスをする。
(なまえ)
あなた
モトキ、好き。
抱きつきキスをする。
マサイ
マサイ
何かすげーことになってんな。笑
シルク
シルク
キスの嵐!笑
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
あなた、負けるな!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
私とちゃんとキスしたら絶対私の方がいいって思うはずよ!
そう言うとモトキに抱きつき長いキスをした。するとモトキも麗華を抱きしめキスをやめない。
(なまえ)
あなた
!!
(なまえ)
あなた
モトキ…
麗華(れいか)
麗華(れいか)
これでわかったでしょ?モトキは私を選んだわ。
シルク
シルク
モトキ…何で?
マサイ
マサイ
何やってんだよ!モトキ!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
嘘でしょ。まさかあっちを選ぶとは…
あなたは目の前が真っ白になった。
絶望に襲われ、立っているのがやっとだった。



そのとき、モトキが目の前に来た。
(なまえ)
あなた
(お別れかな…)
別れを覚悟しようとしたときモトキがあなたを抱き寄せキスをしてきた。麗華よりも長いキス。
(なまえ)
あなた
(最後にお別れのキスをしてくれたのかな。その優しさ残酷だよ。あんまりだよ。)
あなたの目から涙が流れた。

長いキスが終わり、あなたはモトキから離れようとした。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
早くここから消えて!
この場にいたくなくてモトキへ背中を向けたとき、モトキが後ろから抱きついてきた。
(なまえ)
あなた
モトキ?
モトキ
モトキ
やっぱりあなたのキスがいい。俺が好きなのはあなただ!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
何で?キスしたとき抱きしめてくれたじゃない。
モトキ
モトキ
麗華とキスしたとき何も感じなかった。でもあなたとキスしたとき、嬉しくてずっとしてたいって思った。
シルク
シルク
あのキスは比べてたってこと?
マサイ
マサイ
モトキすげーな!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
やった!あなたの勝ちだよね?
シルク
シルク
そうみたいだな!
マサイ
マサイ
一瞬あっちを選んだかと思ったよ。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
本当よ、もう!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
許せない!
そう言うと麗華はナイフを出した。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
アンタさえいなければ…
そのナイフはあなたに向けられている。
モトキ
モトキ
麗華!やめろ!
麗華(れいか)
麗華(れいか)
来ないで!それ以上近づいたらこの女、殺すわよ!
あなたは恐怖を感じて後ろへと下がる。
一歩ずつ麗華が近づき、あなためがけてナイフを刺してきた!
シルク
シルク
あなた!!
そのときシルクがあなたの前に飛び出してきた。
シルク
シルク
グハッ!
(なまえ)
あなた
シルク!
シルクのお腹にはナイフが刺さっている。
(なまえ)
あなた
シルクしっかりして!
シルク
シルク
あなた、無事か?
(なまえ)
あなた
私は大丈夫。それよりシルクが…
シルク
シルク
言ったろ?…守ってやんよ!って…
(なまえ)
あなた
シルク!シルク!
シルク
シルク
そんな…泣く…な。
真琴(まこと)
真琴(まこと)
てめー!
真琴が麗華を捕まえていた。
(なまえ)
あなた
何で真琴ちゃんが?
マサイ
マサイ
俺が呼んでおいた。あなたがピンチになるかもって。
モトキ
モトキ
あなたは無事だけど、シルクが…
(なまえ)
あなた
シルク!目、開けて?ねぇ、シルク!
シルク
シルク
ぶはっ笑!アハハハハハハ笑!
めちゃくちゃ泣いてんじゃん!笑
(なまえ)
あなた
シルク?
シルク
シルク
いやー、何があるかわかんないからお腹に雑誌入れてたのよ。まさか役に立つとは。ナイス!俺!
(なまえ)
あなた
シルクー!無事でよかったよー!
シルク
シルク
泣くな、泣くな。
モトキ
モトキ
シルク…よかった。
マサイ
マサイ
実は俺も雑誌入れてたんだよね。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
準備よすぎ!笑
麗華は真琴が連絡した警察に連れて行かれた。
真琴(まこと)
真琴(まこと)
あなた、ケガない?
(なまえ)
あなた
真琴ちゃん、ごめんね。迷惑かけて。
真琴(まこと)
真琴(まこと)
迷惑だなんて、そんなことないわ。でも無事でよかったわ。シルクくん、守ってくれてありがとうね。私…あなたに何かあったら…
(なまえ)
あなた
真琴ちゃん、泣かないで!
マサイ
マサイ
真琴さん。帰りましょう!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
何とか一件落着?
シルク
シルク
刺されるとかすげー経験!笑
モトキ
モトキ
シルク、ありがとうな。あなたを守ってくれて。
シルク
シルク
いいって。
マサイ
マサイ
みんな何事もなくてよかったな。
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
モトキはキスの嵐だったけどね!
モトキ
モトキ
まさかあなたからしてくるなんて思わなかったよ。みんないたのに。
(なまえ)
あなた
そんなこと気にしてられなかった。奪われないように必死だった。
シルク
シルク
でも、アイツがキスしたときモトキが抱きしめたのは驚いたわ!
(なまえ)
あなた
そうだった!モトキのバカ!
モトキ
モトキ
それはゴメン。
(なまえ)
あなた
モトキあの人と抱きしめ合ってキスしたんだから私が誰かとキスしても文句言えないよ?
シルク・マサイ
シルク・マサイ
誰かって俺らしかいないじゃん。
真琴(まこと)
真琴(まこと)
そうね。私はあなたにとってお姉さんだから。キスの対象外よねぇ。
モトキ
モトキ
いや、キスはダメだろ!
シルク
シルク
さぁ、どっちとする?俺?
マサイ
マサイ
それとも俺?
モトキ
モトキ
あなた…どっちでもダメだ!
シルク
シルク
アハハハハハッ!
あなたの困った顔、おもしれー!笑
マサイ
マサイ
モトキの動揺っぷりも笑える!笑
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
もうシルクもマサイもあなたイジメないで!
(なまえ)
あなた
茉莉ー!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
よしよし。かわいそうに。
モトキ
モトキ
あなた!ゴメンねのハグさせて?
(なまえ)
あなた
みんないるから嫌!
モトキ
モトキ
みんないてもあんなにキスしたのに…
(なまえ)
あなた
もうそれは言わないで!
あなたはモトキの口を手で塞ごうとした。


しかしモトキに手を掴まれ抱きしめられた。
モトキ
モトキ
捕まえた!
(なまえ)
あなた
ちょっと、離して!
モトキ
モトキ
許してくれたら離してもいいよ?
(なまえ)
あなた
わかった!許す、許すから離して!
みんな見てるよー!
シルク
シルク
気にすんな。
マサイ
マサイ
もう慣れてるわ!
茉莉(まつり)
茉莉(まつり)
あなた、モトキには勝てないね!笑
真琴(まこと)
真琴(まこと)
ラブラブね!うらやましいわ!
許したのになかなか離してくれないモトキでした。

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