【七守視点】
俺ところんくんはあの一件以来話すようになり、仲良くなった。
ころんくんも自分の家族の事情が、俺に伝わってるから仲良くなったのだろう…二人で一緒に遊び、話をして、二人でいる時間はとても長くなった
でも俺はまだここに来た理由をまだ話していない。話すことはないと思う…でもあの一件以来、あの日の夢をよく見るようになった…
そうして数週間後
新しい仲間が現れた
じぇるくんは俺と同じ歳だった。同年代はなかなかいなかったので、嬉しかったし、仲良くなりたいと思った。
【琥龍視点】
じぇるくんという人が来た
僕は、人付き合いが苦手だし仲良くなれるか心配だった
僕はどうしても初対面の人につめたくしてしまう癖があるからいつも友達が少なかった…
【じぇる視点】
あのあと相談してくることになったけれど…
ずっと莉犬のことが心配だった…
自己紹介をしながら周囲を見回してみたけれど莉犬は見当たらなかった…
此処は6人で人グループになり生活するようで紫月さんと青凪さんと俺は一緒になった。
でもやっぱり莉犬はいなかったからまだ来てないのだろう…
出会ったときのなんとも言えない莉犬の顔が忘れられず、そんなことを思っていた
そうして俺はななもりさんと、ころんさんにお世話になった。そうして数日後
【七守視点】
そして8月中旬頃
新しい子がやってきた
さとみくんは、なんだか空っぽに見えた…
すぐに消えてしまいそうな…そんな目
【琥龍視点】
新しい人さとみくんがやってきた
さとみくんはなんだか虚無感になっている気がした
でもそんなことは言えなくて、冷たく対応してしまう…正直嫌悪感がした
【じぇる視点】
さとみくんという人がやってきた
莉犬じゃないのかと思う反面、さとみくんのことが心配だった。
本当に空っぽだったから…
【里海視点】
あの出来事があってから、数日が経過して俺はこの児童養護施設に入った
でも俺はもう何でも良かった
あのまま死んでも良かったと思った
傷は全然治っていないし、とても痛い…夏でも長袖を着てる…包帯が見えないように
【七守視点】
さとみくんは何かを隠している…
さとみくんの過去に何があったのだろうか…
目が笑ってない…
【里海視点】
俺はよく夜に起きてしまう…
部屋に出て外に行ってみる
中庭
今日は晴天で、きれいに星が見え、満月だった、夏の夜には珍しい心地よい風が吹いていて草木が生い茂ってる
俺はしばらくそこにいた、その後こっそりと戻って寝た。
少しはゆっくり眠れたかもしれない
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。