そう思いつつ、教室へ向かう。
ここは、ナリガリア学園。
取り敢えず、凄い所。
~涼也side~
迷ったら、色々と危ないからな・・・
しっかりしなきゃ、あなたが迷わないように。
何であなたが、迷ったこと知ってんだ?
教えた覚えないけど・・・
まさか・・・
やっぱりか。
親父は出張で居ないから、誰だか予想はついてたけど。
うわ、声に出てた!
でも聞こえてないなら・・・
ふー、良かったー。
こいつ、誰だ?
~あなたside~
〜アルトside〜
さっきから思ってた。
こいつ、誰?
話したいこと?
俺にはないけど。
あぁ。こいつのせいで、あなた行っちゃった。
何でこいつに決められなくちゃいけないんだ?
こいつに決められる義理はない。
いや、待たない。
〜あなたside〜
ドン!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!