そしてある日、
スタッフさんに用があって部屋へ行くと
あなたもスタッフさんと話していた
ドタキャンの日のことを覚えてないと言った時は
初めは良かったと思ったが、
それも時間の問題だと思っていた
そろそろバレてもおかしくないと思っていたから丁度いい
部屋から出ていくあなたに待っておくよう頼んだ
スタッフとの話を終えると、
誰もいない部屋にあなたを連れていった
そして、あの日の事を聞かれた
まあ、仕方ないかと思った
僕は全部話した
ダンサーやコーチ
そしてジンを轢いた事も
酷く動揺しているようだった
でも、何故か嬉しかったんだ
あぁ、僕がした事であなたがこんなにも動揺している
やっと僕の方を向いてくれた
.
僕は想いを伝えた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。