第152話

好青年ミンジュンさん
4,886
2020/06/22 00:00

今日も1人で起きて事務所へ向かう






昨日はジミニヒョンに見つかるかと思った…






もっと気をつけないとな…






今日は練習はない






作業室で楽曲制作をする事になっている






@事務所



マネ
あっDさん!
ミンジュンさん
おはようございます
マネ
おはようございます!
マネ
今日は練習は無かったですよね?
はい
作業室で作業しようかと…
マネ
なるほど!




たまたまロビーでミンジュンさんと会った





それから同じエレベーターに乗った



マネ
最近、どうですか?
…え?
マネ
あ、その、いや…
マネ
あの音楽番組の日から…
マネ
会社内で色々あるじゃないですか…
マネ
ジンさんの事もそうですし…
あぁ…
それなら心配しないでください
マネ
え?
私なら大丈夫ですから
マネ
本当ですか?
マネ
僕、Dさんの為ならなんだってしますから!
マネ
だから、何でも話してくださいね!
ありがとうございます






.
マネ
それにしても、本当に謎ですよね
何がですか?
マネ
音楽番組の日の事ですよ
あぁ、そうですね…
マネ
まだ、思い出せないんですか?
はい…
マネ
うーん…
マネ
誰がDさんを眠らせたんでしょうか…
さぁ…
マネ
あ、僕この階なので!
マネ
何かあればすぐ言ってくださいね!
はい
マネ
では👋




爽やかな笑顔でミンジュンさんは降りていった






それから私もあの日の事を考える






自販機に行って…






それから…


















あれ……?



ミンジュンさん…










ミンジュンさん、確か






「誰が眠らせたんでしょうね」って言ってた…?






私が自分でやったんじゃなくて






誰かに眠らされたって…



まぁ、私を信じてくれてるって事なのかな…






あんな良い人がわざわざ私にそんな事するか?






仕事でしか関わりは無いし…






私にこんな事する理由が分からない






あの人は社内で私に話しかけてくれる数少ない人の1人だ



疑うのはよそう…






ミンジュンさんへの疑いは薄れてゆく中






私は作業室へ向かった












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