第278話

ミンジュンside
4,723
2020/08/03 07:59



カムバ数日前も








僕はあなたの応援をしに来たと言って練習室に行った








そして渡したペットボトルの水を自分にかけた









staff
Dさん!流石に酷いですよ!
staff
何でこんなこと…!
D
…いや、私は
D
…はぁ、
ミンジュン
…笑






どんどんあなたの周りから人がいなくなる








社長から契約を切る話を聞いた時、








心の底から嬉しかった








これであなたが会社を辞めて








僕と一緒に過ごせる








そう思った
























でも、










カムバ前日、僕はあなたに呼び出された









ミンジュン
…どうしたんですか?
D
ミンジュンさん…
D
自首する気はないんですか…?
ミンジュン
…え?自首?








何を今更








あと少しで幸せが掴めるというのに








こんなところで辞めるわけないだろう笑









と、思っていたのに…











D
あなた、私と同じ孤児院の人ですよね…?
ミンジュン
……え?








なんで?








僕のことなんか、覚えてないはずじゃ









D
この間孤児院に行った時、思い出したんです
D
それに、
D
貴方ももう時間の問題ですよ
ミンジュン
…え?









話を聞くと、








警察に、僕のことがバレてしまったらしい








僕は焦った








せっかくここまで来たのに








こんな所で諦めるのは嫌だ…








それで思いついた








そっか








あなたも僕と刑務所に入ればいいんだ








そう思って、








ポケットからカッターを取り出し








あなたに近づいて、








自分の腹に刺した









ミンジュン
やっと…
ミンジュン
一緒に、なれる、…
ミンジュン
…う、っ…








そして持っていたカッターをあなたに渡し








僕はその場に倒れ込んだ






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