3日くらい前にあったあなたの歓迎会。

こうちゃんもあなたも泥酔して2人とも記憶飛んでたからいいものの、ちゃんと記憶が残ってたら…

確実にあれからもっと仲良くなって、最終的には付き合ったんだろうなって思う。


それくらい、あの日は異常に2人の気が合っていた。


そもそも、呼び捨ての話だって。

僕が何も言わなかったら、あなたの呼び捨てはあの2人だけのルールになってたんだ。


そう言う本人は記憶が飛んで未だにさん付けらしいけど笑

こうちゃんって割と奥手なイメージあったから油断してたんだけど、


確かにQuizKnockのメンバーの中では1番あなたと年齢が近いし、よく考えたら1番張っとかなきゃいけないのかも。

っていうか、もう…手遅れかな。

いやいや、まだ間に合うよね、これからだよ。

ﾋﾟｺﾝ 

あ、噂をしたらこうちゃんからのLINEだ。

 
…はい？こうちゃん何者？そんなに女の子の扱い上手だったの？

何だか胸がズキリと痛む。これって嫉妬…？

こうちゃんの何気ない優しさが今は痛い。

それだけ送ると、僕はソファに仰向けで倒れ込んでしまった。

デートに誘ってみる？いやまだそこまで喋ったことないし。

LINEしてみる？でもどうでもいいような雑学しか思い付かないし。

考えれば考えるほど、僕に勝ち目は無いんじゃないかって思ってしまう。


…いや、！まだ今度の撮影があるじゃん！


確か来週はあなたが動画に初出演。
そこでまた距離を縮めるチャンスが到来するはず。

あなたのあの、キラキラとしたかわいい笑顔。

あの笑顔を僕のものにするために。

そろそろ本気で頑張っちゃうよ…？