第42話

正反対の2人ーJn,Yg(リクエスト)
2,301
2021/02/06 02:00
Jn
あなた、美味しい!?
you
うん、すっごく美味しいよ!
いつもありがとう♡
Jn
あぁ〜この笑顔の為に
頑張ってるんだ僕は!!
おっぱの作ってくれたご飯を食べてると、ユンギが帰ってきた。
you
あ、おかえりー
Yg
ただいま
珍しく真っ黒以外の服を着たユンギがイヤホンを外しながら部屋に入ってくる。
Jn
ユンギヤ〜ご飯食べたの?
Yg
食べてきました
短く返事をしながら、キャップだけ取ってソファにどかっと腰掛ける。
Jn
せっかく僕の美味しいご飯があるのに残念だなぁ!
Yg
Jn
無視するなよ!
you
ふふ笑
せっかくおっぱが話してるのにスマホから一度も目を上げないユンギを見て、思わず笑ってしまった。
Jn
あなた、可哀想な僕にアーンして!
you
えぇ…いいけど…
なんか改めて言われると照れる。
スプーンですくって向かい側に座ってるおっぱに腕を伸ばした。
you
はい、あーん
Jn
ん〜♡美味しいよ、さすが僕!
やぁ〜あなたに食べさせてもらうと倍美味しいなぁ
you
味は変わらないよ…
Jn
どうだ、羨ましいだろ!
ソファに座った彼に向けてわざとらしく呼びかけるおっぱ。
その対象がやっと顔を上げると、眉間に皺を寄せてひどく迷惑そうな表情をしていた。
you
おっぱ、もういいから、
早く食べちゃおうよ
Jn
はぁ〜あいつ絶対嫉妬してるね!
Yg
別に?
ユンギがやっと返事したけど、その短い返事がおっぱの地雷を踏んだらしい。
Jn
なんだよ!あなたに食べさせてもらうの羨ましくないのか!?
Yg
はい、別に…
…なんだか黙って聞いてれば私まで攻撃されてないか?
you
いいもん、ユンギにはもう食べさせないよ〜
わざと刺々しく言ってお皿に視線を戻すと、ソファにいたはずの影がのそのそと動き出してこっちに近付いてくる。
Yg
ん、
私の隣に来ると、珍しく素直に口を開けてくるユンギ。
仕方なくスプーンを口に運んであげると、満足したようにもぐもぐしながらソファに戻って行った。
Jn
あぁぁぁ!やってもらわなくて良いって言ってたくせに!
それに、お前食べてきたんだろぉ!?
なんだか唾が飛びそうなくらい興奮してるおっぱ。
落ち着いてください…笑
Yg
ヒョン間違ってます
Jn
何が!
Yg
俺は、食べさせてもらわないって言ったんじゃなくて、羨ましくないって言ったんだ
ん…?
Jn
…同じじゃないかぁ!!
Yg
違いますよ
Jn
なんだよ、さっきから!
はっきり言えよぉ
Yg
俺はいつでも食べさせて貰えるから、別に羨ましくない
Jn
〜〜〜!?!?
なんか人間とは思えない謎の奇声を発するおっぱを置いておいて、私は美味しい食事を完食した。

ユンギは心なしかさっきより清々しい顔になって、ニヤニヤしながらスマホを見てる。

多分おっぱを悔しがらせてるのが楽しいんだなぁ…

食事を終えたおっぱが洗い物をしている私の所まで来て、片付けを手伝ってくれた。

食後に一緒にお酒を飲もうと約束してたから、2人でソファに向かう。
Jn
あなた、くっついていい?
you
えー、飲みにくくない?
いいけど…
おっぱがテレビを見ながらくつろいでる私の横に来て、密着して座る。

そのままさりげなく肩を抱き寄せられた。

おっぱはこういうとこ、男らしいんだよね…

柔らかいシャンプーのいいにおいがしてきて心地良いし、触れてる肩と手があったかくて安心する。

そのままおっぱの肩にもたれた。
頭をこてんとくっつけると、上から顔を覗き込んできた。
Jn
眠い?
you
んーん、こうしてると安心するの
優しく笑って、おっぱの視線はテレビへと戻る。

2人でテレビを見ながら話してると、ずっと静かだったユンギがのそのそとこちらに来た。

なんだろう?と思ったら、何も言わずに私の太ももに頭を下ろした。
Jn
今ヒョンとあなたがラブラブしてるんだから邪魔するなよ〜
Yg
ユンギは安定の無言…笑
you
まぁまぁ、いいじゃん。
Jn
あなたはユンギに甘すぎる
you
そんなことないよ!おっぱにも甘々だよ?
ちゃんと目を見て視線を絡めると、おっぱの顔が少し赤くなった。
Jn
あぁ…なんでこんなに可愛いんだ…!
そんなことを言いながら小刻みに揺れるおっぱを見て吹き出してると、下から急に伸びてきた手が私の首を掴んだ。
you
!?
そのまま頭を下げられると、ユンギの唇が迎えに来て
チュッとキスされる。

驚いてユンギを見ると、何事もなかったようにまたスマホに視線を戻していた。
you
えっと…
Jn
あぁぁぁ何してるんだ、
僕のあなたに!!
おっぱの叫びに対して、ユンギはまた無言かと思ったら…
Yg
ふっ
と満足そうに笑った。

それを見て半泣きのおっぱ。
Jn
あなた、僕も…、
そう言い終わる前に、可愛いおっぱに
私からキスを贈った。

プリ小説オーディオドラマ