第46話

バレンタインチャレンジーJn
2,310
2021/02/10 10:00
you
おっぱ、これ分量合ってた?
Jn
僕ちゃんと測ったよ
you
…なんかおかしくない?笑
Jn
やーもっと膨らむはずなのになぁ…笑
2人で珍しくお菓子作りをしているのは、やっぱりバレンタインだから。

メンバー全員のために頑張って作ってるんだけど、既に失敗の予感。

それでもなんとか形は整って、2人で仲良く待って行った。

付き合って半年のおっぱには、チョコ味じゃない特別なやつを冷蔵庫に隠してあって今夜渡す予定。
サプライズで渡したら、喜んでくれるかなぁ…?
Jm
わぁ、あなたちゃんありがとう!
you
おっぱと一緒に作りました!
Hk
美味しそう♡
Nm
あの…せっかく作ってもらったんだけど、僕は彼女が怒るから気持ちだけもらっとくね…
you
そうだと思いました笑
Jk
で、ジニヒョンはどんなのもらったんですか?
Jn
へっ、
Th
まさか僕たちと一緒?
Jn
うん、そうだけど?
みんなにもあげたシフォンケーキをもしゃもしゃと食べながらおっぱが返事をした。
Jm
えっ
Hk
そうなの!?
Jk
ヒョン、あなたちゃんの中で僕たちと同じ扱いなんですねw
Th
わぁ…僕なんて本命2個ももらうのに?
Nm
それはそれで意味わからないけど…
Yg
その辺にしとけよ〜
Jn
いいんだよっ!あなたの愛は僕がわかってれば!!
こうやっていつもいじられるおっぱ。
普段通りなんだけど、今日のは半分私のせいでもあるから何となく居た堪れない…
ちゃんと用意してるって、言っちゃおうかな?

私が一人で考えていると、その様子に気付いたのかおっぱが立ち上がって帰る支度をした。
Jn
さ、あなた帰ろっか
you
あ、うん…
2人で練習室を出ると、やっぱり私を気にしてくれるおっぱ。
Jn
僕がいじられてるの、嫌だった?
you
そういうわけじゃないんだけど…
Jn
さっきのことなら、あなたは気にしなくていいからね?
いつも通り、優しく頭を撫でてくれる。
you
でも…私が渡さなかったから…
Jn
一緒に作ったんだからいいじゃん!
おっぱは楽しかったよ〜?
そう言って笑いながら肩を抱き寄せてくれた。

どこまでも優しいおっぱに好きが溢れて、まだ家に着いてないのにどうしても伝えたくなった。
you
あのねっ…!
本当はおっぱに…、、
そこまで言うと、背の高いおっぱが私の顔を覗き込んだ。

びっくりして途中で口をつぐむ。

おっぱの人差し指が私の唇にぴとっと当たり、急なことに心臓が跳ねる。
Jn
あなた?
サプライズは、ちゃんと最後まで
やらないと、ね?
you
っ…///
どこまでも大人なおっぱは、いつも私のやることはお見通しなんです。

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