第103話

既婚少年団「ただいま編」ーJm
2,016
2021/04/06 09:33
Jm
ヌ〜ナ♡
ヌナが寝ているベッドにダイブして揺らしたけど、起きる気配はない。

仕方ないからヌナの上に乗っかって耳元で囁いてみる。
Jm
愛しの旦那さまが帰ってきたよ〜?
you
ん〜…じみん?
やっと気がついたみたい。
Jm
ただいま♡
you
ん、おかえり…
寝かせてと言わんばかりに目を開けようとはしない。

寝るの大好きだもんね…
まぁそんなとこも可愛いんですけど。

同じ布団に潜り込んでヌナをぎゅっと抱きしめながら眠る。

いいにおいがして心地が良い。


目覚ましが鳴って朝が来たことを知ると、隣でもぞもぞとヌナが動いた。
you
おはよ。
Jm
おはよう。
you
お土産ある?
朝の第一声がこれですか?
Jm
もう〜ヌナは僕よりお土産が大事なのっ!?
you
ごめんごめん、だって夜のお店の時のお土産って豪華なんだもん笑
2人でベッドから降りて朝の支度。

ヌナが朝食を準備してくれている間に洗面台で顔を洗ってからスーツに着替えた。

キッチンに行くと早速お土産を見つけたらしいヌナが喜んでいる。
you
ありがとね?ここのお菓子大好物〜♪
Jm
ふふ、ヌナの笑顔のためならお安い御用です♡
かわいいおでこにチュッとキスを落として、出来立ての朝食を2人でテーブルへと運ぶ。
you
昨日はどこ行ったの?
Jm
初めて行った店だったよ
you
お気に入りの子できた?
Jm
え〜聞きたい?笑
敢えて意地悪な言い方をすると、「別に〜」とか余裕ぶるヌナ。

でも頬を膨らませちゃってわざと気になってるアピールするのがあざと可愛い。
Jm
ヌナ以上にお気に入りの子なんていないけどね?
you
あっ!奥さんをお店の子と比較したな!笑
Jm
わかってるくせに笑
ふふふ、と笑って会話を終わらせて朝食を口に運ぶヌナ。

自由にさせてくれるのは良いけど、僕としてはもう少し嫉妬してくれてもいいんだけどな?
Jm
ねぇ、あなたは本当に嫉妬しないの?
you
嫉妬…しないかな。
珍しく名前を呼んだことに若干驚きながら、少し考えた後に僕の思いもよらないことを口走る。
you
ジミンが愛してるのは私だけだもん。
Jm
その魅力的な口にスープが吸い込まれていくのを見つめた。
you
お店でずっと私の話してること、知ってるんだよ?笑
最終的にはこうやって、僕が頭を抱えることになる。

あぁ、あなたには本当に敵わない。

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