今は昼間。
この仕事はつまらない。
私は店長だが、今日は特別に働いている。
わけはターゲットが来店するからだ。
もうそろそろ来る頃だ。
ガチャ、扉が開き鈴がなる。
やっと来た。
注目を浴びない席へ誘導した。
私が厨房からターゲットを見ていると、ユウが話しかけてきた。
ユウは仲間だ。
夜の仕事のね。
と言い、ユウは接客しに向かった。
夕方の五時には店が閉まる。
そして、六時に開店する。
まやは私の親友。
裏の仕事は知らないけどね。
ユウが厨房から声をかける。
また、ユウが割り込んできた。
そう言ってまやは店を出て行った。
そう言って私はお面を被り黒い服装に着替えた。
私は二人しか知らない扉から出た。
屋根の上を使って移動していく。
ターゲットは家にいた。
テレビを見ている。
私は窓を割って入っていった。
ターゲットは頷く。
頷いた瞬間心臓をぶっ刺した。
首を斬った方が楽だけどそれは出来ない。
全身欲しいという要望だから。
私はターゲットをケースに入れて店まで運んだ。
そうして、一晩かけて完成した。
翌日の夜に買いに来る。
奴隷ロボット型とは命令をしたら、命令通りにしてくれる。全身そのままで、臓器の代わりに特殊なものを入れ込むだけだ。見た目は人、中は特殊なもの。警察に見られてもバレないようになっている。
あとは明日、主の顔と名前を覚えさせるだけだ。
明日が本番。
気に入ってくれなければ買ってくれない。
人形代は買う時に払う仕組みだから買ってくれないと意味が無い。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。