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ホソクくんが何か言ってたけど聞かなかったな……
そんな後悔を死ながら急いで近くのコンビニを探した
ポツポツ
雨が降ってきた
私はさらに足を急がせた
その頃
ーーーBTSbarーーー
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雨のせいで肌がベタベタする
私はびしょ濡になりながら走ることを諦めて歩いた
そっと傘をさしてくれた
今度はグクくんの方が濡れてる
そう言ってグクくんが着ていた上着を渡された
ふわっと肩に乗せられた上着からはグクくんのいい匂いがした
急いで自分のシャツを見ると確かに透けていた
めっちゃ恥ずかしい……
なんかめっちゃ笑ってる
顔を触ると熱かった
ーーーーーーーーーコンビニーーーーーーーーーーーーーー
私は生理用品の棚へ向かった
ナプキンを手に取りレジに向かおうとした時
気まずい
ナムジュンさんの携帯に映ったバーコードを読み取ったら、可愛いコアラのアイコンだった
アラサーの私が言うのもなんだがナムジュンさんは大人な雰囲気をまとっている
レジに急いで行って買い物を済ませた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。