第40話

🏵....背の温もり....🏵
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2023/11/08 22:00
「無理無理お前らどんな状況か分かってねぇな
助けて欲しけりゃ下着姿でもなって、土下座でもしてみろよw」


「そんなことも知らなそうな女達がやるわけねぇーよw」

「ばーか、脅しに決まってんだろw」



スッ、



、私は体育着に手をかけた。






「遥ちゃん!!!!!」


私は咄嗟に遥ちゃんの背中を押した。




「お前らは来んじゃねぇー!!!」

怒鳴り声を上げ、前の男たちに飛びついた。

これで少し時間稼ぎになる。


こんな状況、確かに勝ち目はないけどどちらかでも逃げ出せたらこっちのもん。


綾辻「!、あなた先輩?!!!」


「早く!!!!私は大丈夫ー!!」

にこりと口角を上げた。



遥ちゃんは何をするべきか理解し、走り出した。



よし、


これで一安心。....。

こいつらの狙いは遥ちゃん。なら、遥ちゃんを逃がすのか1番ベスト。



「あぁー、あの子人目の着く所まで言っちゃったよー、」



「、お前、自分で自分の首しめてんの?」


「、は、?」


「だって、お前の仲間ひとり減ったってことじゃねぇか。お前の助けはいつか来るかもしれねぇけどそれまでは何もする術がないw誰もお前に手を出さないなんて言ってねぇよw
あの子を逃がしてなくても誰かは絶対くるのにww」


「、先輩って見栄張りたいってやつだよ。」


「え?お前3年生なん?」


「何?3年だけど?」


「ふーん、wやっぱお前見た目通り気がつぇーw一生そのまんまじゃモテねぇよwww」



.....、


知ってるし、



「ほら、早く」


「、は?何を、」


ガクンと膝から崩れ落ちる。


後ろから足を押さえつけられた。



「早く脱いで土下座しろよ」




「ほらはやーく!!w」


「wwwwはやくしろやw」


「誰もお前のなんてなんとも思わねぇーから!w」




、....


なんなんだよ、


ここまでしてアホらしくなった。


モテないとかそんなのわかってることとか言われたり、

怖いより、何より、悔しい、.......、



鼻がまたつんとする。目に涙が溜まってくる。




「っ、」



右手を体育着の裾にかける。




涙は、冷たいコンクリートに1粒落ちた。














「お前ら何やってんの?」



「ちょっと、立って!そこの女の子!」



?、誰、


「!??綾世先輩?!!」


「えっ、あなた先輩?!!!!」



陽介、三輪、くん、。?


なんで、


米屋「ちょ、お前ら早くどっか行ってくんね?マジ邪魔」


三輪「....」


米屋「秀次、対立違反」


「えっ、ボーダー?!!!」

「ちょ、それは流石に死ぬ」




ぽたぽた滴る私の涙はコンクリートを湿らせていった。







....


「.....、陽介達なんで?」


下を向いたまま私は口を開いた。

三輪くんは換装を解き、こちらをじっと見た。


米屋「昨日"迅さん"に言われんすよね〜

なんかー、....」






...昨日

米屋said

「なぁ秀次〜あと一本〜!!」


秀次と10本勝負をした後、またさらに俺は強請った。

三輪「駄目だ。この後お前は課題やらないと赤点とるぞ」


相変わらずなド正論をくらい、しょげた。



迅「陽介と秀次〜ぼんち揚食う?」


いつもと何ら変わらないその立ち振る舞いとセリフ。迅さんだ。


米屋「迅さーん、レアですね〜本部にいるの〜」


三輪「迅、..さん。」


迅「、.....実力はエリートは本部にも仕事がたくさんだからね
ところで、明日、どこか行くの?学校で。」


米屋「?はい!なんかまぁ大体の人なんですけど他校に行ってその学校の体育祭混ざってそこで学校対抗でリレーするんですよ〜」

なぜ迅さんがこんなプライベートな話を聞きたがるかはよく分からなかった。


迅「...なるほど〜なら、明日早く"そこ"へ行ったほうかいいよ。ラッキースポットは、暗い場所の自販機!」


???

三輪「また、予知?、」


迅「そーそー

...俺のサイドエフェクトがそう言ってる。」




.....



米屋「まぁそんな感じのことを言われまして今に至るってことですね〜」


迅さんには未来がみえている。

昨日、私は玉狛支部に行った。
もう、その時には見えていたの?

この未来が。でも、2人が来てくれて嬉しかった。



三輪「とりあえず、まず日向のベンチに行きませんか」

気を使わせてもうし訳ない。


右手をコンクリート付き私は立ち上がろうとした。


グラッ


「ぉわ、」



米屋「大丈夫?!!足ちょっと、震えてません?、」


なんでだろう。安心したのに。あんな情けないところ見られて恥ずかしいから?


三輪「、」



「えっ、」



三輪くんは静かに、その場にしゃがみこみ、


三輪「....怖くなければ。」

そう落ち着いたトーンで話す。



「....、ありがと」


私は彼の背中に乗った。

足はコンクリートの上にあり冷たくて寒かったのに彼の背中は不思議なくらい暖かく、安心した。


....



中庭のようなところで、私はベンチに座った。

あの後、遥ちゃんと先生が来てくれて、でも全然大丈夫と答えた。




何にもされてないし、なんにも言われていない。


あの二人にはお礼をしなくてはならない。そして、迅さんにも。




陽介と三輪くんには学校のところに戻りなと伝えた。
でも、とか言ってくれたけど流石に申し訳なかったから無理にでも返した。


自販機の100%果実のオレンジジュースを飲みながら、心を落ち着かせた。


びっくりしたけど何事もなく終わった。


大丈夫。大丈夫。


あと2種目後ぐらいには学年対抗リレー。


気持ち切り替えて!!!


パチンと頬を叩き、その場から立ち上がった。

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