第41話

🏵....心を繋げる....🏵
333
2023/11/11 22:00
.....三輪side


迅、さんの言うことを聞いて動いて良かった。


今だけは感謝していた。

六叡館に来て、三門第一でも悪い意味で有名な3年生たちと、綾世先輩の後ろ姿。


勢いあまり換装してしまい、ボーダー隊員としてやってはいけないことまでやろうとしてしまった。

俺は元々こんなに誰かを助けたいと言う人間だったろうか。

最後に助けたいなんて、そんなことを思ったのは、4年前だった。


姉の死。


俺がこんなに助けたいと思うのは、


あの人が姉さんに似ているからなのか、それとも何か別の理由があるのだろうか。




米屋「あなた先輩大丈夫かな、次リレーあるとか言ってたし。」


「....分からない」

米屋「じゃああなた先輩の様子見るついでにリレー見に行かね?」

「あぁ。」


俺たちは六叡館のグラウンドへ足を運んだ。



....綾世side


綾辻「本当に大丈夫ですか、?」

「うん!大丈夫!なんにもなかったしね笑」

事実と嘘を混ぜて話す。なんにもされなかったのはほんと。大丈夫なのは嘘。

ほんとは怖かったよ。

って言えない口は、ほんとにあまのじゃく。



三奈「あっ、あなたちゃん!もうすぐリレー招集始まるっぽいよー!」


「ほんと!ありがとうー!遥ちゃんまた後でね!!」



綾辻「はい、また、...。あなた先輩体を大事に、」


遥ちゃんは少し悲しげな顔をしながら歩いていった。


「三奈ちゃん、前山ってもうリレーの招集行ったー?」

三奈「うん!頑張れって言えた、!//」

おおー!!積極的!!

「いいねぇー?!笑じゃあ行ってくるね!」


三奈「うん!

...頑張れあなた。」

!

呼び捨てってなんか元気出る。

三奈「ありがとう、!三奈。」







七夏「あー!!!あなた遅い!!!びっくりしたよー!!」

「ごめんごめん〜笑」

謝るように軽く頭を下げた。

ことみ「あなたが遅れるなんて、バスケだったら絶対ないのにー、」


七夏「これ、バスケじゃないからか、!」


ことみ「なるほど〜、」


「ちょ、なるほどじゃない、なるほどじゃない、....w」


私がバスケ以外のことは全て遅刻するみたいに言われた。


七夏「まぁ、それはいいとして〜、ちょっと今の時間バトン練習できるらしいからしてこよ!」


「はーい笑」



...


犬飼「綾世ちゃん〜バトン練しよー」

久しぶりに言葉を交わす犬ちゃん。

....前髪?切った?

「いいよー!あれ、前髪切った??」


すると、目を一瞬見開き、笑った。


犬飼「えーまじ?、初めて気づいてくれたの綾世ちゃんだ笑」


なんか嬉しかった。

人の何か変わったことにいちばん最初に気づけるなんて、その人も私も嬉しいもんだ。

「ほんと!なんか嬉しい!」

犬飼「本当?、なら俺頑張っちゃお〜」


?

「えっなんで?!」


犬飼「!、.../うーん、...嬉しいから、」


「ほんと!!!良かったー!!」


犬飼「...気づかないのかぁ、」

犬ちゃんは俯きながら頭をかいた。


「?なんか言ったー?」


犬飼「なんでもないからほら!早くやろ〜」

犬ちゃんが私からバトンをサッと取って、バトン練習をはじめた。



....

太陽か少し高くなり、汗ばむような日差しが降り注ぐ。

午前種目ラストのリレーが始まる。


蓮水「さぁー!!!!次は学年対抗種目!!!
、、、、、、、、、リレー対決!!!
本種目では、わたくし蓮水と!!、」

北沢「北沢がお送りいたします。」



七夏「亜織ちゃんだー!!!声やっぱ可愛い、!」

去年から放送委員を続けている2年生の可愛い声で有名な放送委員の北沢亜織ちゃん。

「それなぁ、可愛い、」


甲高く叫ぶはすみんのアナウンスと、癒される亜織ちゃんの声は中々にミスマッチ。

北沢「それでは、走順からお伝えいたします。」



学年対抗リレーが幕を開ける。


少しだけ5月の冷ややかな風が肌をなびいた。

プリ小説オーディオドラマ