第44話

🏵....もう落ちない....🏵
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2023/11/13 22:00
"「あなたらしく。」"

"「勝手に思い込むなよ」"

"「強欲に」"

"ï½¢1on1ï½£"

"「自分に出来ること」"


全ての言葉に、私が辛くなる度救われた。

苦しくなるほど、それ以上の言葉を求めていたのかもしれない。


『大丈夫』

が欲しかった。

別にそんな訳でもない。

何か言葉が欲しかったのだろうか。

それとも、慰めて欲しかった?。

自分でも少しづつ、私自身がどうしたいのか分からなくなっていた。




気がつけば残り、数十メートル。

私は、里実の背中をじっと眺めた。才能に溢れた、その存在が羨ましかった。
、....

私は『君嶋里実になりたかった』????


どうなりたいんだ、....






ガッ、




体全身に響き渡る、衝突音。




「、ッ、痛、」



『3年生転けた?』

『あの子生徒会の子だよね?』

『途中まで良かったけどなー』



突然音を拾うようになった耳から、多くの音が流れ込んでくる。


嫌な音ばかりが強調されるように。



七夏「あなた!!!!」


叫ぶ七夏の声、砂の音。





痛い、怖い。


その目が、怖かった。

邪魔者のように、厄介者のように見られることが。











『いいぞ!!綾世!!!!後は、』




『​───────俺に任せろよ。』





タッ、



自然と立ち上がった。


にこりと笑っている荒船にひかれて。

私の手に握られているバトンを必ず渡さなければいけない。

そんな使命感に駆られた。



夏恋「あなた!!!!大丈夫!!!!行ける!!!!」


届く声は、耳元に快く伝わった。






ほんとっに、さー、

何回落ち込んでんだか。


冷静になりつつある頭に言った。




サイドエフェクト、超集中。

それっぽく、かっこよく、頭で唱えた。
形だけでもかっこよくさ、?

サイドエフェクトって、常人にはないものらしい。
こんな改めて考えればよくわかんないサイドエフェクト、役に立つかな。


開き直るにはちょうどいいのかもしれない。


誰かに、どんなに、励ましてもらっても、それも"逃げ"なのかもしれない。


だから止めよう。


『もう落ちるのを』


自分は自分にしか変えれない。




気合と根性。それが私の原動力。

モットーは常に私を強くする、オリジンとなる。



走れ、綾世あなた。

勝てよ。






「お前に任したっ!!!!」

私に感謝しろって、言えるくらい、度胸を持てるようにしたい。

でも、今は、ただただきっかけをくれた数多くの人達に感謝を叫びたかった。


そして、荒船は、


「あぁ、任せろ」とでも、言うかのような背中を私に見せつけていた。

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