第13話

#11
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2023/04/08 22:41





ルフィ
ルフィ
宴だー!

子供のようにはしゃぐルフィ。

「相変わらずだなぁ」と笑っていると、
私の方へ一人の女性が歩いてきた


ナミ
ナミ
ほんと子供よねぇ

彼女は船に寄りかかりながらそう言い、酒を飲む
あなた
あの性格は昔からなんです笑

「予想外つくわ」と笑う彼女

ナミ
ナミ
あ、自己紹介まだだったわね
私はナミ。この船の航海士よ
あなた
へぇー航海士さんか、
私もほしいな
ナミ
ナミ
え、あなた今まで航海士なしで海賊やってたの?
あなた
はい笑、
皆私についてこれないみたいで

「それは大変ねぇ」と心配するナミさん
すると、ひらめいたように口を開いた
ナミ
ナミ
あ、そうだ!
すぐルフィに言って私達の仲間になればいいんじゃない?

確かにそれだと、何も困ることはないし


安全に航海ができる。

が....
あなた
いえ、やめときます
ナミ
ナミ
どうして?

不思議そうに見つめるナミさんに、私は懇々と語った
あなた
この船に乗ったらきっと楽しいし、
困ることは何もないと思います
私も正直、この船で旅をしてみたい
あなた
でも、競争してるんです
ルフィや他の兄弟と
ナミ
ナミ
競争...?
あなた
はい!

「誰が海賊王になれるのか、競争中です!」


ナミさんはクスッと笑った。
あなた
な、何か変でした...?
ナミ
ナミ
いや、ルフィもあなたの下の名前も似てるなぁって思っただけよ笑
あなた
そうですかね笑

その後しばらく話して、

「海図を描きたいから」と、ナミさんは部屋に戻った


私はまだお酒が飲み足りず、一人で飲んでいると
ゾロ
ゾロ
お前、まだいけんのか

いつの間にか隣りにいたロロノア・ゾロ
あなた
私かなり酒豪だからね
ゾロ
ゾロ
ほう~
じゃあ、勝負でもするか?
あなた
おー?
私に勝負を挑むとはいい度胸じゃないかゾロくんよぉ

私とゾロは酒の入った樽を持ち、

「せーの」の合図で一気に飲み干した。


流石の私でも樽ごと一気に飲んだ事はなく、

少し体が熱くなってきたように感じる
あなた
おお、全部飲めたのかよ
ゾロ
ゾロ
当たりめぇだ
お前は少し、顔が赤くなってるようだが大丈夫か?

そう言い、ニヤッと笑うゾロ


どう見ても挑発している。



挑発上等だぜ、死ぬまで飲んでやる!
あなた
こんなの朝飯前!まだいけるわ!

「じゃあもう一樽な」

目の前に先程と同じ大きさの樽を置くゾロ
正直言うと、この樽まで飲み干してしまったら
どうなるか自分でも分からない
だがこの生意気な男を負かすため!
私とゾロは樽の酒を一気に喉に流し込んだ。
あなた
流石にもう無理れしょ

うまく呂律も回らない状態でゾロに話しかけると
ゾロ
ゾロ
はぁ?もうへばってんのか
ゾロ
ゾロ
俺はまだいけるぞー?

ゾロは悪戯な表情を浮かべた
コイツ、また挑発している...
諦めが悪い私はもう一樽だけ飲むことに。

ゾロ
ゾロ
やめとけよ
お前が酔い潰れちまったら俺が叱られるだろーが
あなた
嫌。まら飲むもんね
私はロロくんより飲めるんれすぅ
  ↑(ゾロくん)

「ろくに呂律も回ってねぇじゃねーか」

と、ゾロが止めようとするが

それに構わず飲み続ける。
あなた
ぷはっ、

しばらくぼーっとしていると
ゾロ
ゾロ
おい、大丈夫かー?
あなた
んー

頭がズキズキするが、なんだか幸せな気分
ゾロ
ゾロ
お前飲みすぎだろ
あなた
ロロのせいやろぉ?
ゾロ
ゾロ
俺はちゃんとやめろって言った
あなた
いじわるぅ~
ロロのバーカ

ゾロはため息をつき、

「ちょっと待ってろ」
と言って何処かに行ってしまった
あなた
あれぇ?ゾロぉー?


私はゾロを追いかけた












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