子供のようにはしゃぐルフィ。
「相変わらずだなぁ」と笑っていると、
私の方へ一人の女性が歩いてきた
彼女は船に寄りかかりながらそう言い、酒を飲む
「予想外つくわ」と笑う彼女
「それは大変ねぇ」と心配するナミさん
すると、ひらめいたように口を開いた
確かにそれだと、何も困ることはないし
安全に航海ができる。
が....
不思議そうに見つめるナミさんに、私は懇々と語った
「誰が海賊王になれるのか、競争中です!」
ナミさんはクスッと笑った。
その後しばらく話して、
「海図を描きたいから」と、ナミさんは部屋に戻った
私はまだお酒が飲み足りず、一人で飲んでいると
いつの間にか隣りにいたロロノア・ゾロ
私とゾロは酒の入った樽を持ち、
「せーの」の合図で一気に飲み干した。
流石の私でも樽ごと一気に飲んだ事はなく、
少し体が熱くなってきたように感じる
そう言い、ニヤッと笑うゾロ
どう見ても挑発している。
挑発上等だぜ、死ぬまで飲んでやる!
「じゃあもう一樽な」
目の前に先程と同じ大きさの樽を置くゾロ
正直言うと、この樽まで飲み干してしまったら
どうなるか自分でも分からない
だがこの生意気な男を負かすため!
私とゾロは樽の酒を一気に喉に流し込んだ。
うまく呂律も回らない状態でゾロに話しかけると
ゾロは悪戯な表情を浮かべた
コイツ、また挑発している...
諦めが悪い私はもう一樽だけ飲むことに。
「ろくに呂律も回ってねぇじゃねーか」
と、ゾロが止めようとするが
それに構わず飲み続ける。
しばらくぼーっとしていると
頭がズキズキするが、なんだか幸せな気分
ゾロはため息をつき、
「ちょっと待ってろ」
と言って何処かに行ってしまった
私はゾロを追いかけた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。