阿部「じゃあー皆さん。おはようございます。今日からこのクラスの担任をします。阿部亮平です。よろしくね」
阿部先生かぁ。優しそうな先生だなぁ。
阿部「ぜひ、仲良くしてもらいたいので、阿部ちゃんで呼んでください!」
阿部ちゃん先生、
阿部「じゃぁ、まずはお互いのことを、知るために隣の人に自己紹介しましょう」
向井「あなたちゃん?」
『よろしくね、向井くん』
向井「よろしく。あのさ、なんかあったん?」
『え?いやぁ?別に大丈夫だけど?』
向井「そっか、ほんなら大丈夫!さ!自己紹介でもしますかぁ」
『うん、』
(放課後)
カナ「あなた!帰ろ?」
『うん、』
有川「ねえ、目黒くん!一緒に帰らなぁーい???♡」
目黒「別にいいけど」
有川「本当?!やったぁ!よし!行こいこ!」
カナ「大丈夫?あなた?」
『な、何が?ほら、早く帰ろ!ね?』
カナ「うん、」
(寮)
寮に帰ってきて、自分の部屋に向かう。
はぁ。なんだろ。自分でも分かんない。どうしてこんなにもテンションが低いのか。
渡辺「あれ?あなたちゃん?」
『あ、渡辺先輩…』
渡辺「おつかれ。て…どうした?なんか、あった?」
『…なんでもないです』
渡辺「完全になんでもなくないだろ。話、聞くよ?」
渡辺先輩は、優しい。私の事、分かるの?
でも、迷惑はかけられないよ、
『ありがとうございます、けど…本当に大丈夫です。じゃぁ、また』
ガチャ🚪
私は、部屋に入った。
ねくすと
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!