向井「ま。とりあえず朝、食べよ〜」
カナ「大丈夫?あなた?」
『あ、うん!全然、』
それから、3人でご飯を食べた。
寮の入口で待ち合わせしたけど…
『あ、ごめんね?!今日、ちょっと急ぐね、』
カナ「え、ちょ、あなたー?」
向井「あなたちゃんー?!」
目黒「…」
なんだか蓮くんと一緒に行きたくなくて、
1人で走ってきちゃった。
なんでなんだろ。
まだあってほんとに数日だよ?!
こんなに気になっちゃうこと、あるの?!
私は、一人で考えながら歩いていた。
すると…
「ねぇ、そのシャツ…まだタグ着いてるよ?」
『え?!』
うわ、本当だ…はぁ、最悪…
「気をつけてね?笑」
『あ、ありがとうございました!!!』
名前、聞けなかった。
学校に着いて、すぐさまトイレに向かい、タグをとる。
本当にさっきの人に感謝しなきゃ。
そして、トイレから出た時…
『うわぁ!』
「うわ、ごめんね?」
ぶつかってしまった。
『いえいえ、私の方こそ…あ!さっきの!』
「あぁ!タグ付けてた子?」
『あ、まぁ…あの、さっきはありがとうございました!』
「全然!あのままだったら恥ずかしかったでしょ」
『本当に…ありがとうございました!』
「もぉ、いいよ笑 あ。君、名前は?」
『えぇっと、1年生の酒井あなたです。』
「あなたちゃん。よろしくね?俺は、3年の深澤。」
『深澤先輩…ありがとうございました!』
深澤「だからもぉいいよ笑」
また新しい出会いをしました。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。