私はこの光とともに
この道を歩いて行くと決めたんだ。
終わりのないこの道には
意外にもたくさんの人がいて...
だけど
人々は喧嘩ばっかり
罵り合いばっかり
やだよ やだよ
聞きたくないよ
うるさい
うるさい
うるさい!
...。
...。
私は
光の玉がいなければ
立ち上がることすら出来なかった
光の玉がいなければ
こんなに元気は出なかった
光の玉 さえ いなければ
私がここまでこの道を
歩くなんてことはなかった...。
もう光がなければ、
帰れない
戻れない
進めない
帰りたい...。
光の玉無しでは
過ごせない。
ねえ
離れないで
自分から
離れないで
お願い
お願い...。
だけどね
知ってるよ。
こんな願いが
無意味なことなんて
その光は
自分に向けられているようで
他人にも向けられているって...
知ってるよ...
その光は
自分だけのものではなくて...
気付きたくなかったな...
ため息をついた。
光がささないこの道に
一人ぼっちで取り残された私
光の輝きも暗くなり
私の気持ちも暗くなる
これから、どうしよう...。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!