1つの病室が開いた
ガラガラ
(葉月)
はるかちゃん?
(冴島)
葉月
(葉月)
お疲れ様
(冴島)
ありがとう
(葉月)
無事に生まれてよかったよ
(冴島)
うんありがとう
(葉月)
運ばれた時は驚いたんだから!
藤川先生なんで焦ってクス
(冴島)
そうなんだ
(白石)
冴島さん
(冴島)
白石先生
(白石)
おめでとう
(冴島)
ありがとうございます
(白石)
元気な女の子だってこれから大変だね
(冴島)
うん。でもあの人がいるから
(白石)
そっか
(葉月)
手伝えることがあった言ってね
(冴島)
葉月、ありがとう
その時は宜しくね
(白石)
あれ?なんか仲良くなってる?
(葉月)
うん
(白石)
なんで?
(葉月)
この前ね。
(白石)
なになになに?教えて
ってかこの際私も敬語無くそう
(冴島)
それじゃ、恵
(白石)
はるか
笑ꉂ(ˊᗜˋ*)♡
(緋山)
何笑ってるのよ
(葉月)
美穂ちゃん
(冴島)
緋山先生
赤ちゃんとり開けてくれてありがとうございます
(緋山)
いいえ(*^^*)
ってか、何笑ってたのよ
(白石)
ん?なんでも、ねぇはるか
(冴島)
うん。なんでないよね恵
(緋山)
なんかある〜って名前呼びになってる
(葉月)
敬語なしで話そうってなってね
(緋山)
ずるい!私も私も!!
(冴島)
緋山先生子供みたい(*´艸`*)クスクス…
(葉月)
本当だ(*´艸`*)クスクス…
(緋山)
子供扱いするな!
(白石)
それじゃ、この際みんな敬語なしにしよう
(葉月)
うん。その方がいいと思う
(冴島)
それじゃ、恵、美穂子、葉月だね
(葉月)
うちは変わらないなクス
(冴島)
でも仕事の時は別ですよ
(緋山)
いいじゃん。
(冴島)
いえ、そこはキチンとしないと
(緋山)
しょうがないな
(白石)
私達ここにいていいのかな
(緋山)
そうだよ!もどらなきゃ
(白石)
それじゃ、またねはるか
(葉月)
また来るね
(冴島)
うん
白石、緋山、葉月は救命に戻って行った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!