第38話

35
683
2020/08/09 06:56


司の送り迎えはまだ続いていた


(葉月)
もう大丈夫なので送り迎え大丈夫ですよ

「そうはいきません。また何かあるかもしれませんから」

(葉月)
そうそう、ないですから大丈夫ですから

「それでは、坊っちゃまに聞いておきます」

(葉月)
はい。お願いします


「到着しました。行ってらっしゃいませ」

(葉月)
行ってきます






病院に入っていく葉月
ちょうど白石が出勤してきた


(白石)
葉月先生おはよう

(葉月)
恵ちゃんおはよう

(白石)
まだ続いてたんだ送り迎え

(葉月)
うん。もう大丈夫なんだけどね
辞めてくれなくて

(白石)
それだけ、心配なんでしょ

(葉月)
苦笑い



話しながら医局に向かっていく


(葉月)
おはよう

(白石)
おはよう

(藤川)
おはようー

(葉月)
藤川声が大きい

(藤川)
すいません。

(緋山)
本当声が大きいだから、葉月に白石おはよう

(葉月)
美穂ちゃんおはよう

(白石)
おはよう

(緋山)
今日も一日頑張りますか?

(葉月)
だね






(橘)
カンファレンスを始めるぞ
・・・・・・・以上だ

(白石)今日のヘリ担は緋山先生、名取先生、横峯先生です
当直は葉月先生、藤川先生、灰谷先生です

(橘)
他になければ解散





(緋山)
葉月今日も車で出勤?

(葉月)
うん。中々辞めてくれなくて

(緋山)
そりゃ、そうでしょ。あんなことがあったんだから

(葉月)
でももう大丈夫なんだよ

(藤川)
それだけ心配なんだろ

(葉月)
それでも、迷惑になっちゃうからさ
やめて欲しいんだ

(白石)
びっくりするだろうね

(葉月)
でしょ!だからね






トゥルルルルルル




(藍沢)
はい翔北救命せんたーです

「○○消防です。60代男性公園で倒れている発見意識ありません」

(CS)
飛べます

(藍沢)
分かりました。出動します。
詳細は無線で連絡ください


(緋山)
よし、行くよ

(横峯)
はい

(名取)
はい


ヘリポートに向かう3人


ヘリ内では

(緋山)
名取、無線出来るよね。やってみて

(名取)
はい
こちら翔北ドクターヘリ患者情報お願いします

「60代男性公園で倒れているの発見
発見から10分以上経過してると思います」

(名取)
了解


現場に到着した3人は患者の元へと走り出した

「先生こちらです」

(緋山)
はい

(名取)
翔北救命の名取です。聞こえますか?

「・・・・・・・」

(緋山)
名取配管して

(名取)
はい。雪村6.0チューブ

(雪村)
はい

(緋山)
目立った外傷はなさそうね

(名取)
そうですね。へりではやく輸送させましょう








(緋山)
こちら翔北ドクターヘリ患者情報です
60代男性散歩中に倒れた模様
発見から10分経過しているそうです

(灰谷)
翔北了解

(葉月)
熱中症かな?

(白石)
だといいんだけど



ヘリ到着
患者を載せたストレッチャーが処置室に運ばれる



(白石)
移します1.2.3

(葉月)
冴島さん患者の体温測って

(冴島)
はい

(灰谷)
え?体温?

(冴島)
40度です

(葉月)
わかった。うん?皮膚熱いし赤い
乾燥もしてる。もしかして

(藍沢)
葉月、どうした?

(葉月)
これもしかしたら、熱射病かもしれません

(橘)
熱射病?

(葉月)
はい。体温が40度なのに汗かいてない
皮膚が暑く赤いなどの症状
早く対処しないと人工透析が必要になります。

(藍沢)
おい、雪村○○と○○持ってこい

(雪村)
はい

(葉月)
灰谷ルートとって

(灰谷)
はい


次々と処置をしていくメンバー
処置が終わり患者はHCUへ運ばれた






(葉月)
はぁ、やっとお昼休憩だ

(緋山)
お腹空いてたの?

(葉月)
そこそこ苦笑

(白石)
それじゃ、お昼行こう






プリ小説オーディオドラマ