(白石)
葉月先生お待たせ
患者の方は軽症者をバスで近くの病院に搬送するだけになった。
葉月の体を見ていく。右側が痛いと言ったので右側を重点的に
(葉月)
痛っ
(白石)
肋と腕の骨折ね
腕は固定しとくから
(葉月)
ありがとう
(白石)
後は頭ね。
ちょっと切れてるだけね。
縫わなくても良さそう
(葉月)
そう?よかった。
(白石)
藍沢先生、早川先生の方は?
(藍沢)
早川は大した事ない打撲とかだけだ。
(白石)
わかった。
葉月先生、次のヘリで戻るから
(葉月)
うん
(白石)
横峯先生たちはヘリで帰って私たちは次のヘリで帰るから
(横峯)
わかりました。
(白石)
もう、葉月先生はいつも心配させるんだから
(葉月)
ごめん。
(白石)
なんで引火するから退避を聞かなかったの
(葉月)
ちょうど患者見てて、もうすぐで搬送出来そうだったから
(藍沢)
葉月は根っからの医者だからな。
(白石)
それで心配する気持ちになって欲しい
(葉月)
ごめん。
(白石)
でも今回は大したことなくてよかった。
早川先生も無事でよかった。
(葉月)
私も同じこと思う(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…
ヘリが戻ってきたので白石は葉月をヘリ乗せ、藍沢は早川を乗せ翔北へと戻って行った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。