仕事も終わりめぐり逢いにて
(緋山)
で、何があったの?
(葉月)
うん・・・・・司に電話したの。そしたら女の人が出て・・・・・司は何でもねぇって婚約も発表するから俺様を信じろって
(緋山)
そっか、電話に女がね。それって、移替わりって訳じゃないかもよ。女ってさ好きな人の事知りたいって思うじゃん。それが女関係でもそれでわざと出たのかも知れないよ。
司くんは本当に葉月の事愛してると思う。
そうじゃないとストーカーの事も心配しないし私たちに頼まないでしょ!
(葉月)
うん。類達も同じようなこと言ってた。
(緋山)
類くんたちにも相談したの?
(葉月)
うん。婚約者発表するんなら婚約者として胸張ってろって。
確かめてきてやるって
(緋山)
そっか、心配かもしれないけど、司くんのこと信じることが1番じゃない。
(葉月)
それも言われた・・・・
(緋山)
婚約発表するのに帰ってくるんでしょ。
それまで信じて待ってみたら、類くん達も確かめに言ってくれるって言ってくれてるんなら
(葉月)
うん
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。