第6話

1,720
2020/08/06 12:07
(西門) 
懐かしい名前言ってたな。るい

(あきら)
そうだな。懐かしい・・・・司

(司)
・・・・・・・・・・・

(西門)
はい!解散ー





生徒が散らばっていく中、司は静かにその場を離れた。
……とは司が中学生のときに格闘を習っていた人のことだ。
司にとって師匠であって初恋の人でもあった。
高校に上がる前に姿を消した……を思い出していた。忘れずに今でさえ探していた。




(司)
……今どこにいるんだ。


構内から外をみて昔を思い出しながら、司は今でも……を思っていた。



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そのころ翔北では


(橘)カンファレンス始めるぞ。・・・・・・以上だ。

(白石)
今日のヘリ担は藍沢先生、灰谷先生、冴島さんです。当直は葉月先生、横峯先生、藤川先生です。

(橘)
他にないか?なければ解散



午前中はヘリも飛ばず、平和に過ごしていた



(葉月)
美穂ちゃん!書類溜めすぎ!!

(緋山)
いやーねぇ苦笑
葉月手伝ってー

(葉月)しょうがないな。今度から溜めないようにね。

(緋山)
サンキュー!神様仏様だね。葉月は

(白石)
貯める緋山先生が悪いんだから葉月先生手伝わなくても・・・

(葉月)
恵ちゃん、大丈夫だから



トゥルルルルルル




(白石)
はい!翔北救命救急

「17歳、女性、骨折の模様アザも沢山あり、受け入れお願いいたします。」

(藤川)
Ok

(白石)
ん。受け入れ可能です。運んでください。



それぞれ、受け入れの準備を始めた。

運ばれてきた。
「17歳、女性、富山藤華さん、バイタル安定、腕を骨折している模様その打撲のようです。」

(白石)
わかりました。処置室に運びましょう。

(藤川)
病院ですよ。大丈夫ですよ。


(藤川)
これはひどいな。アザだらけだ

(白石)
虐待とは違うわね。いじめ?
付き添いの人ですか?

(つくし・類)
はい

(白石)
こちらでお待ちください


処置を始めるメンバー


処置を終わり骨折と打撲だけで命には別状ないがICUに運ばれた。


(つくし)
あの藤華は?

(白石)
大丈夫ですよ。腕の骨折に打撲だけなので1週間もすれば退院できます。

(つくし)
よかった。ありがとうございます。

(類)
牧野・・・・・ん?

遠くにいる葉月に気づいた

(類)
葉月・・・見つけた。こんな所にいたんだ。



つくしは安心し、帰宅したがるいは葉月が出てくるまで待っていた。

葉月は緋山先生と話しながら医局から出てきた。



(緋山)
実際どうなの?格闘は?

(葉月)
だかそんな大したことないよ。痴漢退治できる程度だから苦笑

(類)
そんなことないでしょ。葉月

(葉月)
えっ?

(類)
葉月会いたかった

るいは葉月に近づき抱きしめた

(緋山)
えっ?!

(葉月)
えっ!?だれ?

(類)
忘れたの?

抱き閉めていた腕をゆるめる類の顔を見て、葉月は思い出していた
医者になる前のこを主静かで暖かい子のことを

(葉月)
類?

(類)
そうだよ。見つけた

(葉月)
なにやってるの?!

(類)
うちの生徒が運ばれたんだ

(葉月)
さっきの患者さん?

(類)
うん。こんな所にいたんだね。探しても見つからないから心配してた


また懐かし向かのように類は葉月を抱きしめた。


(緋山)
葉月?!だれ?このイケメンは!!

そのばにいた誰もがお戻ろいていた

(葉月)
とりあえず、落ち着こう類

(類)
そうだね。葉月がいる所が分かったから今日は帰るね。これ連絡先だから

と電話番号とメアドを書いた紙を渡した。


(緋山)
葉月!だれ?だれなの?!

(葉月)
美穂ちゃん落ち着いて、昔格闘教えてた子の友達よ。
全然連絡してなかったの。

(緋山)
葉月にあんなイケメンの知り合いがいたとわね。

(葉月)
私もこんな所で会うなんて思いもしなかったよ。

(藤川)
ねぇねぇ。だれ?さっきのだれなの?

(冴島)
うるさい。でも確かに誰なんですか?
富山さん付き添いで来ていたみたいですが。

(緋山)
昔格闘教えていた子の友達なんだって

(藤川)へぇー、久しぶりの再会でハグですか?!それも若かったな

(冴島)
うるさい

(藤川)
はっはい

(葉月)
久しぶりすぎるからかな。いきなり姿消したから、びっくりだよ。


イケメンに育っていた類の背中をみながら昔のことを思い出し懐かしくなっていた葉月








実は葉月を探していたのは司達だけではなかった。あの司の母である楓でさえ探していたのだ。









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