瑞稀が助けに来てくれた。
って思ったのに、あやねとはぐれちゃった。
周りには、嫌な男子しかいない。
その場で涙が出そうだった。
龍我が来てくれた。
そして、私の手をしっかり握ってあやねのところに連れてってくれた。
手は握られてたけど、あまりにも怖かったせいで振り払うことができなかった。
ありがとうとお礼を言えば、顔を赤くする龍我。
今暑い?
まぁ、そんなのはいいや。
とにかく、出られてよかった。
安心して、2人で抱き合う。
そんなに?って思うかもしれない。
でも、私は自分でも思う。
本当に、男子に免疫がない。
特に、あぁいう感じのうるさいやつ。
だから助けてもらえて本当に良かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。