爆豪side
『ガチャッ』
上手く片手で鍵を開けて部屋に入る。
そして、盾女をベッドにゆっくり下ろす。
酒弱いくせに…飲み過ぎだ。
俺は別にソファーもあるし、布団もある。
何の心配もねぇ。
は…?
意味わかんねぇ。
何で今クソ髪の名前が出てくんだよ。
俺じゃ…駄目なのかよ。
高校ん時は可愛い感じ…だった。
今はなんつーか、綺麗だ。
俺はコイツのことがずっと前から好きだった。
今は襲いたいくれぇだけど。理性保ってる。
正直それくらい好きだ。
明日は休み、か。…寝るか。
じゃないと本当に何かしそうで俺自身が怖ぇ。
そしてぇー!朝!
はい!あなた目線に戻しまーす!
え?ここどこ?
昨日は同窓会で…?
待て待て!ここどこ!?単純にまずそれ!
バサッ!と音を立てて起き上がる。
ば、爆豪くん…?
ということはここは…
コトっとお皿を置いてくれる。
ご飯と、お魚と味噌汁と卵焼き。
いやいやいやいやいや。
想像できないよ、料理してるところなんて!
~LINE~
と、まさかの連絡に驚きつつも、
この状況に焦る。
一礼し、鞄を持って家を出た。
爆豪目線
行っちまったか。なんだろうな。
あいつといると。
調子狂う。
あなた目線
えええぇっ!?あの爆豪くんが!?
なんか優しくね!?意外だなぁ…
い、いや、それより事務所に迷惑かけちゃうや!
少しスピード上げないと!
~LINE~
戻って──────
ふふっ(笑)優しいな、切島くんは!
心配してくれるだなんて…!
私は盾のスピードを更に上げ、大阪へと向かった、
大阪までは盾だと10分くらい。
凄く便利だよね…これ。
大阪に着いてすぐ事務所へ。
『バンッ!』
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こんちくわでーす!
いや初!男の子目線!(笑)
めっちゃデレデレなのウケる(笑)(笑)
ちょ、殺すぞ!?怖い怖い。
少し変だったかも(笑)まぁ、許してください!
閲覧回数やハートくれるかたもいつもありがとうございます!
これからもお願いしまーす!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。