同窓会からしばらく経ち、1ヶ月後。
未だヴィラン連合の動きがない。
相澤先…イレイザーヘッド曰く、
雄英も警戒しているらしい。
もう私達の時みたいにならないように。
そして、やはり、事件は起こった。
私はサンイーター先輩と、レッド、
ファットさんで事務所にいた。
賑やかな事務所に、急に電話が鳴り響く。
ガチャ、ツーツーツー
急ぎで外へ行き、盾で全速力で向かう。
ヴィラン…弔くんもいるのかな…
もう、傷つけたくないのに…!
全速力でも5分はかかる…
とスマホの画面を見せてくる。
そこには…
あらゆる建物が崩れていた。
倒れている人も数名確認できる程に。
と、先輩の肩を掴んで
もう空からでもわかるほど酷い有様だった。
何もかも崩れ、小火が立ち、災害に近かった。
と、建物があまりないところで盾を解除して下へ。
すると後ろから…
そこには脳無が。
なんとか先輩が助けてくれた。
するとポケットのスマホが鳴った。
向かうと、デク、ウラビティ、フロッピー、
その他ヒーローが戦っていた。
するとウラビティの後ろから脳無が。
シールドガンは盾を最大限小さくして銃のように構えて打つ。
あの脳さえ打てれば…!
と先輩が周りの脳無を蹴散らす。
本当に多い。
フロッピーが教えてくれた方へ向かうと大きな音がした。
『ドカァァァーーンッ!!!』
すると誰かが吹っ飛ばされた。
私は反射的に空へ飛び、助ける。
よく顔を見ると、桃色の髪、顔、これは─────
プルルルル。
急に腰元のポケットが揺れる。
それは…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。