第8話

ワイン
1,297
2023/01/13 10:27
(なまえ)
あなた
やぁ、ディルック
ディルック
ディルック
...久しぶりだな



ディルックがバーテンをしている




久しぶりなのは私が顔を出さなかったんじゃなく、君が外に出ていたからだろうに





(なまえ)
あなた
オススメのワインを2つ頼むよ
ディルック
ディルック
...分かった

なんだか嫌そうな顔をしていたが




まぁ、その勘は当たってるだろう
ディルック
ディルック
どうぞ
(なまえ)
あなた
ありがとう
(なまえ)
あなた
ベランダに出て飲んでも構わない?
ディルック
ディルック
あぁ、今日は客が居ないからな
(なまえ)
あなた
今日はというより時間帯のせいだろうね


こんな明け方にくる人はそうそう居ない


(なまえ)
あなた
今日はもう閉めるはずだったんだろう?
少しは私と飲んでくれないかい?
ディルック
ディルック
...君、連れがいるんじゃなかったのか
(なまえ)
あなた
居ないよw
ディルック
ディルック
そう、か
(なまえ)
あなた
それで?付き合ってくれるの?
ディルック
ディルック
あぁ...今日だけなら
(なまえ)
あなた
ふふ、ありがとう









(なまえ)
あなた
ねぇ、ディルック
ディルック
ディルック
ん?
(なまえ)
あなた
もし私が今から変なことを言っても、なにかしても、それは酔っていることだと思って欲しい
ディルック
ディルック
君、すでに酔ってるだろ
(なまえ)
あなた
そうかも、ここに来る前に2、3杯ほど飲んできたから
ディルック
ディルック
何か話したいことがあったのか
(なまえ)
あなた
うん...少しだけ





(なまえ)
あなた
冬になると、嫌なことを思い出しちゃうんだ...それに、なんだか寂しくなる
(なまえ)
あなた
私はこのままで良いのか...もっと、素直になれないのか...って
ディルック
ディルック
...君は君のままでいればいい
(なまえ)
あなた
...ダメなんだよ、
(なまえ)
あなた
私は...このまま...強くて、お姉さんみたいで、責任から逃げなくて...
(なまえ)
あなた
兄さんみたいな人でいないと...
ディルック
ディルック
そんなことはない
君の周りにいる人はみんな君に助けられてきた
ディルック
ディルック
君が何かを望むのならそれを与える
ディルック
ディルック
君のためならなんだってする
(なまえ)
あなた
...私の本心を知っても、それが言える?
ディルック
ディルック
君が悪いやつでも酷いやつでも無いのは知っている
(なまえ)
あなた
...私は最低な人間だよ




誰かを助けるのも、兄がそういう人だったから






兄のように振舞っていれば、私も...兄さんのように周りから愛される...







そう思っていたから、私は人に優しくする







ただのエゴでしかない

(なまえ)
あなた
...ごめんね、今日は付き合ってくれてありがとう
ディルック
ディルック
いいや...
(なまえ)
あなた
最後に、酔っぱらいのお願いを聞いてくれる?
ディルック
ディルック
願いによる
(なまえ)
あなた
少しの間だけハグをさせて欲しいんだ
(なまえ)
あなた
良い、かな?
ディルック
ディルック
あぁ、構わない
(なまえ)
あなた
ありがとう...







(なまえ)
あなた
ディルックは暖かいね...
(なまえ)
あなた
兄さんみたいな感じ...
ディルック
ディルック
(なまえ)
あなた
...兄さんに会いたいよ





そして、この世界から逃げ出したい





こんな私を、もう誰にも見られたくない





みんなのことは好きだよ






好きだけど








辛いよ...






ディルック
ディルック
僕の元から...離れないでくれ
(なまえ)
あなた
ディルック、?
(なまえ)
あなた
...ごめん、口に出てた?
ディルック
ディルック
...
(なまえ)
あなた
じゃあさ
(なまえ)
あなた
ディルックは、醜くて、自分勝手で、とっても弱い私でもそばに居てくれる?
ディルック
ディルック
あぁ...ずっと、永遠に









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



なが



ディルックの口調とは?



仲良い人への口調とかギャップありすぎて書けんのよ



むずい



まずディルック持ってないもの




そしてモンドのことをほとんど覚えていない...




今ではタルタリヤとの出会いすら覚えてない...







PS 一瀬れんが短編集苦手な理由は自分で書いてて夢主の行動がキモイなと思うのと、どうやっても長編になるからです



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