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第3話

やっぱり招く猫?
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2018/04/18 02:30
~~日曜日になり
朝から 掃除などピアノのていれをしていたり ふうの世話をしていたらお昼になり 桜がインターホンを押してリビングにとおして
いつもみたいに
他愛ない話をしていたり 桜の、手作りのシフォンケーキをいただき
ふうが、桜の膝に乗っかってスカートにシワがついたり毛がつかないか 絢斗は心配したが 桜は
「全然大丈夫 ふうくんに見にきたんだし かわいいね‼子猫かな
あ!絢斗くんのピアノ久しぶりに聴きたいな なにか引いてくれる?」
「わかった コンクールでの課題曲 愛の悲しみ でもいいかな?」
桜は 「うん(*⌒∇*)ありがとう」
絢斗は、ピアノ前に座り
桜と桜の膝の上に乗ったふうに向けてピアノを引いた
夢中で引き始めた絢斗
まるでコンサートみたいになった 桜とふうも、聴きはいっているみたいだった
満足したのか桜は、夕方になり帰っていった 絢斗は、後片付けをして また少しピアノの前に座って〈愛の悲しみ〉を引き始めたら、不思議なことが起こった ふうしか猫がいないはずなのに…ふうのほかに5匹の猫が見える… その子達は、絢斗が 小さい頃飼っていた猫達 
まるでふうが「成長した絢斗のピアノを聴かないかと」呼んできたみたいだった… 絢斗は、猫たちに向けての〈愛の悲しみ〉を引いた まるで猫達のオーケストラみたいな感じだった

絢斗は、ふうが呼んできてくれた天国から猫達に
今まで悲しくて言えなかった「ありがとう」が届いたかなと 感動した 

でも、この事は誰にも秘密にしようと思った なにせ秘密の感動コンサート だから

数日 またピアノのレッスンを音楽室でしてると 桜がきて 絢斗と桜は 付き合うことになった  
これも、ふうのお陰なのかなと思う 絢斗である

その頃 ふうは 暖かい窓際の毛布の上で のびーとしてるのでした 
招き猫なの?

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