そして、自己紹介がやっと あなたさんにまわってきた。
『えと……まずは はじめまして。』
『私は ちょん あなたと申します。』
『プリント通りの順でプロフィールを話したいと思います………』
『誕生日は 9月1日。』
『血液型は B型。』
『好きなことは 音楽鑑賞、映画をみること……ですかね』
『最後にひとこと………えと、私人見知りひどいし色々とみんなに迷惑かけるかもしれませんが……』
『どうぞ、よろしくお願いします。』
そう言って あなたさんは頭をぺこりと下げた。
そういえば、あの人と僕は血液型以外はすべてが同じだな………
そんなことを考えていると
🐥「ねぇねぇ、あの子すっごく可愛いと思わない?」
そう言って 僕の方へと机をちょっとくっつけてきた人。
………なんかひよこみたいだな
🐥「あ、僕は ぱくじみん! 君はじょんぐく君だろ?」
🐰「う、うん……」
🐥「席も近くなんだし、仲良くしような!」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!