第7話

ニゲロ4 〜烏野ターン〜
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2018/09/16 14:41
澤村side


澤村「全員集まったな?」




皆「「「うっす!」」」




皆の視線が俺に向く。




1人1人の目を見る。




不安な目。
緊張の目。
戸惑いの目。




たくさんの種類の目。




俺がこれらをどう払ってやるか。




澤村「絶対に生き残るぞ…。
もう一度、皆でバレーしような。」




菅原「誰1人欠けることなくだぞ!」




力強く頷く皆を心の底から信頼する。




…皆の返事を聞けるのも最後かもしれないな。




いやいや。何考えてんだ。




また、皆で笑ってコートに戻ってやるんだ。




澤村「絶対に絶対に…戻って来いよ。」




少し泣きそうになりながらも声を振り絞る。




田中「分かってますよ!大地さん!なぁ、ノヤっさん!」




西谷「おう!龍!」




いつも通りの明るさを見せつけてくれる2人。




日向「俺も戻ってきますよ!走るの得意なんで!」




影山「うっせぇー!日向!ボゲ!」




烏野高校排球部には絶対に欠かせない、攻撃の軸の2人。




山口「頑張ろうね。ツッキー!」




月島「うるさい…山口。」




山口「ごめん!ツッキー!」




仲良しなんだか仲悪いんだか、よく分からないけど、頭のきれる2人。




菅原「…やっぱり、烏野はこうでなくちゃな!」




スガのこの一言で、なんだか少し暖かくなった。




澤村「おう…!」




俺の大切な彼女と仲間も、
絶対に守りきるんだ。

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