みんなが帰ってきて、私は笑顔でそう言った。

なんとなく空気が緊迫してるのは気のせいだろうか。



なんか大変なことお父さんに言われたのかな...

そう言ってジェルくんは私の頭をポンと優しく叩いた。

ころんくんはジェルくんと私の間に入って言う。



ゲーム楽しみなのかな？

そんな慌てなくても時間はたくさんあるのにw

いつものように、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

ゲームも終わろうとした時、ジェルくんが話しかけてきた。

その言葉に、一瞬硬直する。

そういえば、最近何か忘れてるなって...

学校に行ってなかったのは確か君達と出会って非日常が始まってから。

思えば、習慣だった学校生活をも忘れてしまう程、君達の存在は大切なもので、君達と過ごした時間は楽しかったのだろう。

私が呼ぶと、近くにいたメイドがやって来る。

必死になってそう言うと、目の前のメイドはにこりと笑った。

丁寧にかつ冷静に告げるメイドの言葉を聞いて胸を撫で下ろす。

どうりで学校に行ってないにもかかわらず誰にも何も言われないわけだった。

恥ずかしさのあまり赤面すると、さらにみんなが笑う。

自慢そうに言うころんくんの言葉に驚く。

私は王の権限もあって、こうして学校に行かなくてもいいけど、家系の力なくして自由に学校に行くかを選択できるなんて...

意外と家系なんて関係ないものだなぁ。

私のところではその制度は無かったから、南の国特有なのかもしれない。

会ったのは昼ぐらいだったっけ

確かに学校に行ってたら会えなかっただろう時間帯だ。

ななもりくんの威圧凄い...w



私が呆然としていると、莉犬くんがささやいた。

きりとり(´・ω・｀)